こんにちは！心理カウンセラーの松田ちかこです。
何か困った状況の中にいる時って、人はなかなか冷静になれませんよね。
しかし、冷静になれていないときは判断力が非常に鈍くなります。
判断力が鈍くなるということは、間違った判断をする可能性が高くなるということです。これは避けたい・・・。
では、こんな時でも冷静になるにはどうしたらよいのでしょうか。
冷静になれないとき
冷静になれない状態とは、言いかえれば興奮している状態ですよね。
「頭に血が上る」とか「脳内の特定の神経伝達物質が増える」状態とも言えますが、要するに脳が過剰反応している状態です。
この脳の過剰反応を落ち着かせれば良いのです。
「それができれば苦労しない」と言われそうですね。
客観的に考えてみる
まず、自分が怒っている・泣いているといった時に、関係ない人が自分以上に怒ったり泣いたりしている様子を見るとどうなりますか？
怒っていることがどうでもよくなったり、涙が引っ込んだりしたことはありませんか？
気付いたら興奮が冷めてますよね。
客観的に見ることで「何してるんだろう」と考えるようになって、冷静になれたのです。
もう一人の自分
しかし、そんな人が現れることは少ないですよね。
脳の過剰反応を落ち着かせるには、自分でこの状態を作り出さなければならないのが現実です。
これを解決してくれるのが「もう一人の自分」です。
自分は一人しかいない、と言われるかもしれませんが、心の葛藤の相手は「もう一人の自分」ではありませんか？
興奮しているとき、この「もう一人の自分」に登場してもらうように意識してみてください。
そして、「自分のそばに立って自分を見ている」というようにイメージを膨らませ、興奮している自分を客観的に見てください。
「そんなに怒ることでもないのに～」
「もう泣き止んでもいいんじゃない？」
というような感じで客観的に自分に声を掛けられたら成功です。
脳の興奮は次第に治まってくるでしょう。
最後に
冷静さを取り戻せば、より良い判断ができ、困った状況も乗り越えやすくなります。
「自分を客観的に見る力」をつけて、セルフコントロールしていきましょう！
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