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~自分の心・相手の心を理解して笑顔あふれる毎日を~ 心理カウンセラー松田ちかこのofficialブログ

大人になれない人の特徴や心理とは~ピーターパン症候群~

 

こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。

 

ピーターパン症候群(ピーターパン・シンドローム)という言葉をご存じでしょうか。

これは、身体は大人なのに、精神的に子どものままでいる男性を指す言葉です。アメリカの心理学者ダン=カイリーが提唱したパーソナリティ障害ですが、心理学や精神医学の正式な診断名ではありません。

 

もう立派な社会人なのに、上司や先輩の注意を素直に聞かなかったり、自己中心的な受け答えや態度だったり、嫌な仕事はしなかったりといった人はみなさんの身近にもいるのではないでしょうか。

 

このような人が職場にいると、チームの士気が下がってしまいますよね。

注意やアドバイスをしても変化はなく一向に成長も見られないので、だんだん誰も何も言わなくなります。

 

こうした人にはどう対処すればいいのでしょうか。

【パーソナリティ障害】
人格障害とも言われ、思考・知覚・反応・対人関係のパターンが長期的かつ全般的に本人に重大な苦痛や日常生活に支障をきたしているもののこと

 

ピーターパン症候群Peter Pan Syndrome)

ピーターパン症候群ピーターパンシンドローム)は、童話の中で「ぼくは大人になんかなりたくない。いつまでも子どもでいて楽しく遊びたいんだ。」と言った”ピーターパン”のように、人間的に未熟でナルシシズムに走る子どものような大人を指した言葉です。

こうした人は、"大人"が心得ている世間一般の常識や法律などからは外れた価値観を持つことがあります。そのため社会適応が難しく、孤立しがち。社会人として自立してやっていく能力に欠ける人として見られています。

大人になれない人の特徴

"大人になりたくてもなれない"のではなく、"大人になりたくないからならない"ピーターパン症候群の人。こうした人間的に未熟でナルシシズムに走る"大人になれない人"にはどのような特徴があるかご紹介します。

自己中心的

自己中心的に考えてしまう人。自分の考えがすべて正しい、おかしいのは周りの人だと考える人です。職場や学校などのルールも守ろうとしません。

また、相手の気持ちを考えられず、自分の都合のいいようにワガママを言います。

反抗的

注意されると反抗的な態度をとる人。間違いや欠点を素直に認めることができず、「でも、だって」と理由を付けて反発します。自分のことを思って注意してくれていることに気付けません。

感情的

人前で泣いたり怒ったり、感情的な人。感情を声には出さないものの上司に注意されると何もしゃべらず不貞腐れた態度をとる人もいます。

大人になれば多くの人は自分の感情をある程度コントロールできるようになりますが、こうした人は場所や状況を考えず感情を表すことで何かあった時への対処を行っています。

固執

こだわりが強く、一度思い込んだらその思考から抜け出せない人。人から否定されると余計に執着します。人に対しても執着し、親のように身の回りの世話をしてくれる人に甘え、自分では何もせず依存します。

他責的

都合の悪いことはすべて他人のせいにする人。重要なことほど自分で責任を取りたがりません。陰では好き放題言っている割に、人の指示がないと動けません。自分が間違えるのは嫌だ、自分が怒られるのは嫌だと自己防衛をします。

大人になれない人の心理

こうした特徴の背景には以下のような心理が隠されています。

  • 自信がない
  • 認めてほしい
  • 分かってほしい
  • 責任を取るのが怖い
  • 自分の間違いは認めたくない
  • 大人になること(年を取ること)が不安

こうした心理から問題のある行動に繋がってしまうのですね。

大人になれない人は、幼少期から現在に至るまで理解を示したり認められたりといった経験が少なかったと考えられます。自分の心を必死に守ってきた結果、こうならざるを得なかったのでしょう。

 

ピーターパン症候群自体は病気ではないのですが、人とうまく関係が築けなかったり、社会に適応できなかったりとストレスを感じることが多いです。そのため、精神科や心療内科などで行動療法やカウンセリングを受けることで問題解決につなげると良いでしょう。

【行動療法】
行動上の問題に焦点を当て、さまざまな技法を用いて不適切な反応を修正する心理療法のこと

大人になれない人への対処

大人になれない人は自分と向き合うことが苦手。自分の未熟さを認めることができません。だから、どんなに叱咤激励をしても煙たがられるだけで良い変化は見込めないことがほとんど。

自分の心を健康に保つために、「この人はこういう人」と軽く受け流すことも選択肢の一つです。

気長に関係を築いていくのであれば、日々話をじっくりと聞き、理解を示し、信頼を得ること。こうすることで、少しずつ気持ちがほぐれ、話を聴き入れてくれるようになる可能性はあります。

最後に

こうした大人になれない人に対して、多くの人が相手の未熟さの改善を期待し、アドバイスや叱咤激励をすると思います。

しかし、こちらの思いはなかなか伝わらず、逆に反抗されるリスクも生じてしまいます。正直、非常に扱いづらい存在ですよね。

人の思考パターンや行動パターンは幼少期のうちに作りあげられます。その時期に大人との適切な関係が築けないと、大きくなってから改善しようと思ってもなかなかに厳しいもの。子どもとの向き合い方が、将来の人格にどれだけの影響を与えるかがこのケースからもわかりますね。

子どもは親やその他の大人に理解され、認めてもらえることで幸せを感じます。お子さんのいる方、子どもと接する機会のある方は「あなたのそういう所いいね」と声をかけてあげてみてくださいね。

 

最後までお読みいただきありがとうございます

 

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