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五節句とは

 

こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。

 

今回は五節句の由来についてご紹介したいと思います。

 

 

 

五節句とは

節句の「節」は、昔の中国で定められた暦の季節の変わり目のことです。

これと日本の農耕社会の風習が結び付き、現在の節句となりました。

五節句」は、律令制下の節日(せちにち)から始まり、時代とともに次第に整い、江戸幕府の公的な行事となったことで庶民にも広がりました。

 

奇数を陽の数とし、奇数と奇数が重なることを尊ぶ陰陽説からきているため、

五節句」は、奇数が重なる日に定められています。

 

1月7日の「人日の節句」(1月1日は元旦なので人日の日である7日が五節句

3月3日の「上巳の節句

5月5日の「端午の節句

7月7日の「七夕の節句

9月9日の「重陽節句

 

11月11日は奇数が重なりますが、陰陽説では1、3、5、7、9が陽の数字であり、9が陽の数字の極みとされているため、11月11日には節句がないのだそうです。

節句という言葉の意味

節句平安時代以来、江戸時代まで「節供」と書きました。

その意味は、「節」が行事のことであり、その行事に際して供える食べ物のことを指しています。

節は「セチ」と読みますが(お正月の「お節料理」などもその一つ)、この「セチ」は節供と呼ばれた行事以外にも、さまざまな行事に用いられてきました。

おせち料理

 

また、年中行事は「コト」という言葉で表されました。コト八日(ようか)、ハルゴト、アエノコトなどの祭礼がその例です。関東地方で年中行事の日や休みの日をカミゴト(神事)ということにも表れています。

不思議な年中行事

五節句は、国が定めた国民の祝日でもなければ、寺社で決めた行事でもない。

自分の家や地域で古くから伝えられ、受け継がれてきた行事です。

国家や宗教とは関係なく、民族として世代を超えてこうした年中行事が行われる国は多くはありません。

 

日本には四季があり、気温や気候が変化し、草花や農作物も変化し成長します。鳥や虫、魚など色々な生き物も四季を通して移り変わっていきます。

五節句のように特定の行事があることで、こうした季節の移り変わりを感じ、その季節に合った生活に自分たちも変化することができる。

そうしたことが、古代から今もなお民族として受け継がれる理由のひとつなのかもしれませんね。

最後に

「どうして、ひな祭りにはお雛様を飾るの?」

「どうして、こどもの日には鯉のぼりをあげるの?」

 

お子さんの素朴な疑問から、親子の会話は広がるものです。

是非、この記事をきっかけに行事を楽しみ、親子の会話やふれあいを深めてみてもらえたらと思います。

 

先人たちが子どもたちの成長を願い、家族の健康と幸せを祈り、受け継がれてきた文化。

私たち大人は、こうした温かな思いのこもった伝統と文化を子どもたちに伝えていくことで、子どもの心を育て、たくさんの人の思いに支えられていることを教えていきたいものです。

 

 

こちらの記事もチェック!

『人日の節句』 - ぐろーいんぐあっぷ!

『上巳の節句』 - ぐろーいんぐあっぷ!

『端午の節句』 - ぐろーいんぐあっぷ!

『七夕の節句』 - ぐろーいんぐあっぷ!

『重陽の節句』 - ぐろーいんぐあっぷ!

 

<参考>

子どもに教える 今日はどんな日?

知っておきたい日本の年中行事事典

 

 

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◆ 『子どもたちを笑顔にする保育』

◆ 『学校では教えてくれない 子ども支援のいろは』

◆ 『新人放デイ職員のためのお悩みQ&A』