
こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
ペットが心の拠り所。
そんな方も多いのではないでしょうか。
共に暮らし、会話こそできないけれど通じ合うものがあって、信頼を育む関係を築いていけるペット。
特に犬や猫はお互いの思いをより繊細に感じ合うことができますよね。
しかし、あくまでもそれは私たちの想像の域を超えません。
本当はどんなことを思っているのか、何を伝えようとしてくれているのかは、その子にしかわからない。
今回ご紹介する絵本は、猫の立場で何を思っているのかを描いた作品です。
飼い主が悲しみを乗り越えるための素敵なプレゼントを神様にお願いした、優しい猫のお話です。
飼い主を思う気持ちがとても温かく、さいごは温かい涙があなたの頬を伝うかもしれません。
ねがいごと
作:あさのますみ
絵:そのだえり
発行:2020年9月8日 学研
リアリティのある優しい絵です。
主人公の猫の毛並みまで細かく描かれていて、フワフワの毛並みを触りたくなります。
双方の心情がとても丁寧に描かれ、お互いを思い合う優しい心と絆が感じられる心温まる絵本です。
登場人物
・ミィ(猫)
・サキちゃん(人間)
あらすじ
この世界にさよならする時が来た、猫のミィ。
悲しくはないけれど、隣で泣き出しそうな顔をしているサキちゃんのことだけが気がかり。
目を閉じ、子猫の頃に聞いた話を思いだすミィ。
“さよならの時が来たら、誰でもたったひとつだけ願い事ができる”
「ぼくは、サキちゃんがニッコリ笑ってくれる願い事がしたいなあ。だけど、どんなのがいいだろう?」
一緒に遊びたい時にカリカリして傷がついた机をピカピカにする?
でも、この傷はミィが甘えん坊になった証だって嬉しくなるって言ってたな。
サキちゃんの癖毛がスベスベになりますように?
サキちゃんは気にしてるけど、ぼくはぴょこんとはねた髪の毛のまんまがいいな。
ミィの願い事はなかなか決まりません。
その時に思い出したのが、しっぽが揺れるのを見ると、サキちゃんは必ず笑ってくれたこと。
「ふふふ、あたしね、ミィのしっぽ、だあいすき」
ミィがいなくなってから、寂しくて悲しくて、ずっと閉じこもっていたサキちゃん。
その年の秋、カーテンの隙間から刺す光が眩しくてふと外を見てみると、
「うわあ……!」
そこにあったのは・・・?
ラストはミィからの素敵な贈り物。
種を超えた絆と相手を大切に思う気持ちに胸が熱くなります。
動物を飼っている方、動物が好きな方、子どもに命の大切さを伝えたい方にオススメです。
最後に
猫や犬を始めとしたペットと暮らしていると、言葉は交わせないけれど、言いたいことがわかったり、想いが通じ合ったりするものですよね。
そうして種を超えた絆を深め合い、生活を共にするわたしたち。
しかし多くの場合、寿命は人間より短いものです。
最後の時を迎えたペットたちは、何を思っているのでしょうか。
想像することしかできないけれど、こんな風に思ってくれていたらいいな、がこの絵本には描かれています。
少し切なく、でも温かな気持ちになれるこの絵本を一度お手に取ってみてもらえたらと思います。
ペットとの時間を大切に過ごせますように・・・
最後までお読みいただきありがとうございます
<ご紹介した絵本はこちら>
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