こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
あなたはこんな日々を過ごしていませんか?
今のうちにこれをして…あ!〇〇がもうすぐ期限だからそれもやらなきゃ…あれもこれも…。
あぁ、もう寝る時間がない…!
「ちゃんとやらなきゃ」
「できない自分はダメ人間」
そうやって自分を追い込んで一生懸命にタスクをこなす。
気付いたらいつもなんか疲れているし、やってもやっても次から次にタスクはやって来る…。
そんな頑張り屋さんのあなた。
頑張ればみんなが認めてくれるけれど、心の中では「もうツラいよ…」と思っているのではありませんか?
ちょっと頑張りすぎてしまっているのかもしれません。
そんなあなたへ、少しでも心が休まるメッセージを贈らせていただければいいなと思います。
タスクはこなせばこなす程、次々とやってくる
仕事でも、家事でも、お子さんをはじめとした家族のことでも、日々色々とやることがありますよね。
それを全てこなそうと頑張っても、やりきれないことの方が多いのではないでしょうか。
やり残しがあると、翌日以降の自分がもっと辛くなる。
そう思って頑張るあなた。
しかし、やってもやっても終わりは見えてこない。
周囲からはよく働く人と思われます。
“安心して任せられる"から色々と頼みやすく、仕事量があなたに偏ってしまうのです。
人の良いあなたはきっと快く引き受けるでしょうから、より一層その傾向は強まります。
時間も体力も気力も限られているので、こなせるタスクの量も限られています。
しかし、周りの人はそんなことお構いなしなので、思いつくままに頼んでくるわけです。
あなたは色々なものを犠牲にしながらも頑張りますが、それでも終わらないことがあります。
そうすると、あなたはきっとご自分を責める。
苦しいですよね・・・。
しかし、決してあなたが悪いわけではありません。
キャパオーバーになっているだけです。
タスクというものは、こなせば関連するタスクが次々と見えてきます。
やればやるほど連鎖的に次のタスクが出てくるんですよね。
そこに、周囲からの頼まれごとがやってくるとすぐにキャパオーバーになるのは当然のこと。
あなたは十分に頑張っています。
もう、無理はしなくていいんですよ。
まずは、「完璧じゃなくてもいいじゃない」と自分を許すところから始めてみてください。
ちょっとくらい部屋が散らかっていても、すぐに困ることはありませんよね。
そして、自分で全部抱えずに、誰かにお願いしたっていいのです。
お願いした相手が思うようにキッチリとやってくれないかもしれません。しかし、それもOK!やってくれるだけで十分。
そうして許してあげられると、色々なことがうまく回り始めます。
タスクを断捨離する
タスクには色々な種類があると思います。
緊急度の高いもの・低いもの。
必ずしなくてはいけないもの・しなくてもよいもの。
やりたいもの・やりたくないもの。
まずは、タスクを分類してみるといいかもしれません。
そして、「しなくてもいいもの」は思い切って断捨離してしまいましょう。
さらに「人に頼めること」は頼んでしまいましょう。
お仕事として請け負ってもらえるなら、外注することも視野に入れてください。
できるだけ負担を減らすことが大事。
頼まれごとも断って良いんですよ。
断られた人は他に頼める人を探すので、「私がやらなければ」と思う必要はないのです。
本当に必要なことにだけ、エネルギーを費やすようにしてくださいね。
心からやりたいことに目を向ける
人生には限りがあります。
体力、気力、時間は無限にあるわけではありません。
関われる人の数も、足を運べる場所も、得られる学びも、全て限界があります。
そんな限られた中で、何を選んで生きていくのかを考えること。
これが大切なのです。
- やるべきことだけど、本当はやりたくない
- 自分がやらなくたっていいことを求められるがままこなしている
- 〇〇のために、せざるを得ない
- 本当はちょっと嫌だと思う人だけれど、我慢して関わっている
- 心からしたいことではないけれど、羨望の的になりたくて、SNS映えする場所に行く/物を買う
このように自分の本当の気持ちを押し隠して、誰かの視線を気にした選択をしている人生は幸せなのでしょうか。
それは“自分の人生”なのでしょうか。
人望やお金を失うのが怖くて、これらを手放せない。というのが本音だと思います。
本当は違うと頭ではわかっていても、すぐにはどうすることもできないものですよね。
しかし、あなたの人生を本当に大切にするのなら、“誰かの視線”を手放し“素直な自分”を許していく必要があるのです。
限りのある中で、本当に大切だと思う人との関わりを大切にし、心から行きたい場所・やりたいことを楽しむ。他人がどう思おうが関係ない。
そうした生き方は、人生を豊かにします。
周りの人も、心から楽しんでいる人を見ると明るい気持ちになるものです。
あなたが心から大切に思う人は誰でしょうか。
あなたが心からやりたいことは何でしょうか。
あなたが心から願う人生はどんな人生でしょうか。
すぐに“誰かの視線”は手放せなくても、少しずつ“あなたの心”に耳を傾けてみてくださいね。
まずは日常の些細なことから始めましょう。
きっと肩の力が少しずつ抜けてくるはずです。
最後に
「頑張りすぎるのをやめる」というのは、なかなか難しいことですよね。
頑張ることが美徳であるように言われる社会だから尚更のことだと思います。
しかし、楽しくもない頑張りは苦痛を伴い身を削るだけ。
本当はもっと楽しんでいいのです。
もちろん、どうしても乗り越えなければならない人生の課題というものには、逃げずに立ち向かっていかなければなりませんが、頑張るのはその時で十分。
日頃の些細なことを完璧にこなすといった頑張りは、エネルギーの無駄遣いなんです。
自分も周りの人も嬉しくなるのは、好きなことに夢中になってニコニコ笑顔の健康なあなた。
ささやかな幸せかもしれませんが、それこそが生きる喜びなのではないでしょうか。
気持ちが落ち着かない時は、音楽を聴きながら温かい飲み物を飲んだり、ヨガやストレッチで身体の巡りを整えたり、大切な誰かや動物や植物たちとお話しをしたりして、自分を癒してあげましょう。
あなたの毎日がゆったりと心穏やかなものとなりますように。
最後までお読みいただきありがとうございます
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