こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
新年を迎え、お正月にはお雑煮をいただいたのではないでしょうか。
お雑煮といっても、地域によってそれは様々。
出汁、すまし汁、白味噌、赤味噌、ぜんざいなど味付けから違いがあり、お餅は丸餅や角餅、具材もバリエーションに富んでいますよね。
小さいうちは自分のお家で食べるものしか知らないことが多いですが、地域の違いがあることを知るのは面白いものです。
今回は、そんなお雑煮の違いを知れる絵本をご紹介しますね。
おぞうにくらべ
作・絵:宮野 聡子
発 行:2014年12月16日 講談社
イラストは色鉛筆と水彩で描かれているように見えるので、とても柔らかく繊細で優しい雰囲気を楽しめます。
裏表紙の裏側には、いろいろなお雑煮の絵と、具やだしの種類などが載っていて、それを眺めているだけでも面白いです。
この絵本を読んで、お正月の伝統文化や食に興味を持ってもらえるといいなと思います。
登場人物
・きみちゃん(主人公)
・おとうさん
・おかあさん
・おじいちゃん
・おばあちゃん
・まあくん
・はるちゃん
あらすじ
きみちゃんはお正月におじいちゃんとおばあちゃんの家に行きました。
おとうさんとおかあさんと一緒に初詣に行くと、まあくんが「うちのお店でお雑煮つくってるからあとで食べに来て」と声をかけてくれます。
お参りをしておみくじを引いて、出店のおもちゃ屋さんにいくとお友達に会います。
お友達のはるちゃんとなっちゃんと三人で、まあくんのお店に行くと、まあくんのお母さんはお雑煮をごちそうしてくれました。
美味しそうなお雑煮!
しかし、見た目も味も自分の知っているものとは違います。
その違いをそれぞれ話し、みんなは色々なお雑煮があることを知ります。
まあくんのお雑煮は、まあくんのおばあちゃんが昔住んでいたところの味。
いつもと違う具材や味もまた美味しいねとみんな嬉しそうに食べます。
きみちゃんはその夜、おばあちゃんとおかあさんと一緒にお雑煮を作ると・・・
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このような、お話です。
出てくるお雑煮はどれもみんな美味しそう!
和食をあまり食べてくれない子も多いですが、この絵本を読んで興味を持ってもらえるといいなと思います。
最後に
お正月の絵本はいかがでしたでしょうか。
食生活や伝統文化など、近年はだんだん簡素化されてきていますが、改めて大切にしてみるのもいいかもしれません。
刺激的なものより、素朴でやさしいものが、心身を癒してくれるものですし、丁寧な暮らしを子どもたちに教えていくことも、これからは必要になってくると思います。
是非、絵本をきっかけに伝統文化を教えていってあげてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます
<ご紹介した絵本はこちら>
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