
こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
子どもは悪さをする、失敗をする、そんな目で見てしまいがちではありませんか?
しかし、実は子どもたちってすごく優しいピュアな気持ちを持っているもの。
うまく言葉にできなかったり、諦めて何も言わなかったりするので、大人に伝わらないことも多いのが現状です。
そんな子どもたちの思いに気付けていたら…
後々後悔してしまうことも。
そうならないように、子どもたちの話はゆっくり気長に余裕を持って聞いてあげられるようになれると良いですよね。
そんな気持ちを持ち続けられるように、今回はこんな絵本をご紹介したいと思います。
子どもたちに対してだけではなく、自分の中の色々な気持ちにも気付けると思います。
ひさの星
作 :斎藤 隆介
絵 :岩崎 ちひろ
発行:1972年3月30日 岩崎書店
作者は「モチモチの木」や「ソメコとオニ」で有名な斎藤隆介さんです。
そして絵は数々の絵本やイラストを手掛けた岩崎ちひろさん。
50年以上前に出版された絵本ですので、あらゆる機会に目にして、ご存知の方も多いかもしれません。
物語は昔話として語られるお話。
素朴な語り口調と岩崎ちひろさんの緩やかな絵がなんともよく合っています。
悲しい結末に読み手は色々と考えさせられる絵本です。
それぞれの感じ方で楽しんでみてもらえたらと思います。
登場人物
・ひさ(10〜11才の女の子)
・おっかぁ(ひさの母)
・伝ヱ門(でんねむ:1才に満たない子ども)
・政吉(3才の男の子)
・村人たち
あらすじ
昔の秋田の北のはずれでのお話。
「ひさ」という無口な女の子がいました。
ある時、ひさは「いぬに噛まれた」と言い身体中に怪我を負って帰ってきます。
ひさのおっかぁは「犬にかまうからだ」と注意します。
そこへ 伝ヱ門のおっかぁがやってきて、 伝ヱ門を犬からひさが守ってくれた、とお礼を言いに現れました。
ひさとはそんな優しい女の子でした。
ある夏に大雨が続きます。
やっと小降りになった朝、田んぼを見に行った村人が、ずぶ濡れになった政吉を見つけます。
急いで家に送り届けますが、政吉は川に落ちたところをひさに助けられたと言います。
村中の人が総出で探しますがひさは見つかりません。
ひさがいなくなった日から、夜空には青白い星がひとつ輝き始めます。
村人たちは
「ああ、こんやも ひさの星が でてる。」
そう言って空を見上げるのです。
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このような、お話です。
とても悲しい結末ではありますが、ひさの静かな優しさが小さな子どもたちを救った優しい物語でもあります。
自己犠牲や正義について声高に叫ぶ人もいますが、ただ、本能的に人を守る人もいます。
それが良い・悪いではなく、自分が何を選んで生きたいかを考えるきっかけになる絵本かもしれません。
最後に
あらすじから、どのようなことを感じたでしょうか。
イラストの世界観も含めて、是非絵本をお手に取って読んで自由に感じてもらいたいと思います。
あなたの抱いた切ない思いや悲しい気持ちが、きっとあなた自身の人生に必要なことを教えてくれると思います。
読む時代や時期によっても感じることは変わってくるかもしれません。
読んだ人同士で語り合ったりして、ご自身の心の深い部分を探究してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます
<ご紹介した絵本はこちら>
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