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信頼関係はなぜ大切か

信頼し合う猫

 

こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。

 

身近な人や子どもとの間で、信頼関係をどのくらい意識していますか。

信じ合える関係の人と一緒なら、ものごとがとてもスムーズに進む。そのように思うことってありますよね。

 

それは、なぜなのでしょうか。

何が好きで何が嫌なのかなど、お互いの思考を理解しているから配慮し合える。ポジティブな気持ちで関われる。同じ方向に進んでいける。

積み重ねてきた関係が肯定的で前向きだと、お互いの内面をありのままに受け止め、歩み寄り、調和させた思考が形成されるのかもしれません。

 

子どもとの間でも、やはりこれは同じです。

 

子どもが言うことを聞かないという場合、必ず信頼関係の不安定さがあります。

 

そうなってしまう原因と対処法、信頼関係の必要性について今回はお話ししたいと思います。

 

 

 

 

 

 

基本的信頼感の獲得は全ての基盤

エリクソンの発達段階説では、生まれてから一番初めのステージで発達課題となるものを「基本的信頼感」としています。

乳児期に養育者との間で形成されるもので、この信頼関係が愛着に繋がっていきます。

 

ここで他者を信じるという経験が不十分になり不信感を持つと、その後の発達課題にも影響を与え、自律した行動、自主的な活動が乏しくなります。(生理的なこと、身の回りのことなど、いつまでたっても自分でできないなど)

また、情緒も安定せず、反抗的な態度や自己否定的な態度をとるようになります。

 

ですので、「基本的信頼感」の獲得は、その子が自信をもって自分の力を発揮しながら人生を歩んでいくために欠かせないものなのです。

 

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言うことを聞かせようとしない

信頼関係が育まれていない段階で言うことを聞かせようとするのは無理があります。

そもそも、親や先生といった大人の立場から指示をする、言うことを聞かせる、となると一方的な関係性になるため、子どもの意にそぐわず反発心が芽生えます。

 

自己決定権を奪われたと感じるから、それを取り戻すために反発したり、やる気を無くしたりするのです。

 

さらに、怒りの感情を向けられて言うことを聞いた場合、その経験はとてもネガティブな印象で記憶されます。

嫌なことを再度体験するのは避けたい。そんな気持ちも湧き上がります。

 

これらは大人に対して不信感を抱く経験となります。

不信感を抱いている人の言うことは誰しも聞きたくないものですよね。

 

だからこそ、信頼を育んでいかなければならないのです。

双方向のコミュニケーションを意識する

まずは、子どもをひとりの人として向き合うこと。

「子どもだからわからない」などの偏った見方をせず、その子なりに持っている考え、思い、感情、感覚に目を向けましょう。

 

心の内側を理解できると、なぜそのような言動に至ったのかがわかるようになります。

 

結果としては間違っていたとしても、そこに至った理由を理解をしてあげられたら、その後に伝える言葉は穏やかなものに変わります。

間違っていることは理由をきちんと説明し、適切な対応を教えていく。それだけで十分なのです。

 

子どもの心の内側を理解するためには、行動や表情、仕草をよく観察することと話をよく聴くこと。

目に見えない心の内側を理解することは簡単ではありませんが、必ず僅かな動きや表情に表れますし、子どもなりに伝えてくれた言葉にヒントがたくさんあります。

 

そして、こちらの考えや思いを冷静に丁寧に伝えることも大切です。

子どもにとっても大人の心の内側はわからないもの。だからこそ、子どもにわかるように伝えてあげることで不安を取り除いてあげましょう。

 

話をよく聴き子どもの気持ちに理解を示し、必要なことは教え、挑戦したことやできたことを認める。

こうした、双方向でのコミュニケーションを積み重ねることで、信頼関係は育まれていきます。

信頼関係を育むことができていれば、状況に応じた行動修正を促しても素直に聞き入れてくれるようになります。

わかっていても冷静になれないとき

そうは言っても、冷静に穏やかに対応する余裕が持てないことってありますよね。

 

そんな時には、まず深呼吸。

イラついた自覚を持ったら、ひとまず言動に移すのは後にして、イライラを落ち着かせる行動を取りましょう。

 

目を瞑り、胸に手を当てて、フーッと息を吐いてゆっくり息を吸う。

それでも落ち着かなければ、飲み物を飲みましょう。

 

だんだんと落ち着いてきたら、そこまで怒ることかを冷静に分析しましょう。

それだけでも対応は大きく変わるはずです。

最後に

人との関係が希薄になってきている現代では、深く関わっていくことに抵抗を感じるかもしれません。

人と深く関わることは、怖さも伴います。

自分をさらけ出し、相手のネガティブな側面も知ることになるのは、誰しも怖いものです。

しかし、それを乗り越え、受け入れ合っていくからこそ絆が生まれるのです。

 

親子関係、パートナーとの関係、友人関係といった近い関係だからこそ、深く繋がっていきたいもの。

その信頼関係さえあれば、強く生きていくことができるものです。

 

素直に心をさらけ出し合いながら、大切な人との信頼関係を深めていっていただければと思います。

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます

 

 

 

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