
こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
人や動物とのコミュニケーション、自然や社会との関わりの中で、何を思い何を感じますか。
人それぞれ様々な感じ方があると思います。
それには、今までの経験や誰かから得た価値観が影響しているものです。
私たちはどれくらい純粋な感覚でものごとを捉えられているのでしょうか。
もっと広い視野で世界を感じられたら、どんなに素敵でしょうか。
きっと元々持っているはずの純粋な感覚。
それを呼び覚ましてくれる存在がいたら・・・
もしかしたら、身近な動物たちが何かを教えてくれているかもしれません。
9月20日から26日は動物愛護週間です。
今回は、世の中のことを翻訳してくれる犬のお話をご紹介しますね。
ほんやくすると
作 :斉藤 倫
うきまる
絵 :くの まり
発行:2025年4月25日 ブロンズ新社
「のせのせ せーの!」を作られた三人による絵本第二弾です。
生まれた時からずっと一緒にいる兄のような犬が教えてくれる大切なこと。
しっぽの動きや言葉の裏に込められた本当の思いを分かりやすく"翻訳"してくれます。
優しい言葉とイラストが温かな気持ちを引き出してくれますよ。
登場人物
・いぬ
・きみ(男の子)
あらすじ
犬は生まれたばかりの男の子に語りかけます。
うまれたての きみに おしえよう
この しっぽを ふるのは ね
ほんやくすると
「とっても うれしい!」ってこと
(本文より引用)
この世界のいろいろ。
なにを感じ、どう受け取るか。
違った見方もあるよ。
心を通わせながら、ひとつひとつ大切なことを教えてくれる犬と男の子の物語。
男の子は犬とともに育ち、世界を知っていきます。
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心の視野が広がる絵本です。
さわやかなイラストが心の中のいらないものをスッと洗い流してくれる。
そんな感覚を覚えます。
凝り固まった価値観にとらわれず、自由な感覚で育ってほしい。
そんな願いをお持ちの方は、是非お子さんに読んであげてほしいと思います。
最後に
登場するワンちゃんのように、素直な感性を持ち、翻訳してくれるような存在がいたなら、世界はもっと自由で優しいものだと素直に感じられるようになるのかもしれませんね。
自由で豊かなはずのこの世の中が、どこか窮屈に感じるのは、感じ方そのものが小さく狭くなってしまっているからなのかもしれません。
ありのままの感覚を信じ、自由に世界を感じる。
この絵本は、そんなことに気付かせてくれるように思います。
とてもさわやかな気持ちになれるので、是非ゆったりとした時間の中で読んでみていただけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます
<ご紹介した絵本はこちら>
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