こんにちは！心理カウンセラーの松田ちかこです。
平和に見える現代。
しかし、世界各地で戦争は無くなることがありません。
戦争だけではなく、身近なところでも争いは絶えません。
戦争はどうしたらなくせるのでしょうか。
身近な人との争いはどうしたらしなくて済むのでしょうか。
そして、私たち大人は子どもたちにどうそれを教えていけばいいのでしょうか。
この絵本は、そんなあなたに読んでほしい一冊です。
そらいろ男爵
作者：ジル・ボム
絵 ：ティエリー・デデュー
訳者：中島さおり
発行：主婦の友社 2015年
あらすじ
主人公は、飛行機乗りの「そらいろ男爵」。
自分で作った そらいろの飛行機に乗って鳥をながめていました。
しかし、地上で戦争がはじまると、そらいろ男爵も戦争へ行くことに。
敵をやっつけるために戦います。
砲弾になるものを…と探したのは、分厚い百科事典。
男爵は敵の侵入を防ぎますが、戦争は終わりません。
もう砲弾がなくなってしまった男爵はさいごに残ったロシアの小説「戦争と平和」を敵に向けて落とします。
まとには当たりませんでしたが、それを敵の隊長が拾い・・・
戦いの命令がストップ。
隊長は夜通しその本を読んでいたのです。
男爵はおもしろい本を敵に投げるようになります。
長引く戦争の中、本が面白くてみんなが戦いを休んで読みふけります。
そして、男爵はあることを思いつき・・・。
物語の結末は、ぜひお手に取って確かめてみてくださいね。
さいごに
平和とは、気付くことなのかもしれません。
本当はここにある。
本当は知っている。
その何か。
なぜか私たち人間は盲目になり傷つけ合う。
今していることは本当に必要なこと？
本当に大切なことを大切にできている？
なんのために・・・？
自分や誰かを傷つけてからでいいのでしょうか？
たくさんの本が、愛する人からのメッセージが、平和につながっています。
あなたはこの本を読んで、何を感じますか？
ご紹介した絵本はこちら
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