こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
梅雨真っ盛り。ジメジメ、ムシムシ、時々ヒンヤリ。
日が昇るのも早くなり、自然と目覚めも早くなってしまうから寝不足にもなりやすい。
こんな季節は体調管理が難しいですよね。
体調が優れないと、気持ちもナーバスになりがちです。
なんとなく気分が晴れない、不安になる、体がだるい・・・こんな症状が毎年同じ時期に現れる場合があります。
これは、季節性感情障害(SAD)からくる症状かもしれません。
季節性感情障害って?
毎年同じ時期にうつ症状が現れる「季節性感情障害(SAD:Seasonal Affective Disorder)」というものがあります。季節の変わり目に多く見られることから「季節性うつ病」と呼ぶこともあります。
元々は、アメリカの精神科医ノーマン・E・ローゼンタールらによって報告された「冬季うつ病」という精神疾患で、秋から冬にかけてうつ症状が現れ、春先になると症状が改善されるというパターンを繰り返すのが特徴です。
日照時間の短い冬季に周期的に現れるものが典型的ではありますが、他の季節でも同じように周期的にうつ症状が現れるパターンもあります。
症状
季節性ではないうつ病の症状と主に同じ症状ですが、過眠・過食など少し異なる症状もあります。
・気分が落ち込む(午前中の方が症状が強い)
・気力がなくなる
・元気が出なくなる
・物事を楽しめない
・集中力が落ちる
・イライラする
・人と会いたくない
・倦怠感
・過眠、不眠
・過食、食欲低下
・高炭水化物の食品への渇望(チョコレートなどの甘いお菓子)
冬型の場合は春になると回復し、夏型の場合は秋になると回復するというサイクルを繰り返します。
罹りやすい人
妊娠可能な年齢の女性に最も多く見られ、男性より女性の方が約3倍罹りやすいと言われています。
また、日照時間が影響しているため、赤道近くに住む人が罹ることは少なく、赤道から離れるほど患うリスクは高まります。
原因
日照時間不足が原因と考えられています。
季節や地域によって日照時間が少なくなると罹患リスクが高まります。また、屋内で過ごすことが多い現代の生活では、日光に当たる時間そのものが少なくなっています。
日光に当たる時間が少なくなると、脳内でセロトニンの分泌が減るため、うつ病になりやすくなると考えられています。
対処法
季節性うつ病に対処するためには、一般的に次のような治療法や予防法が挙げられています。
治療法
・光療法
日照時間不足を補うために、ライトボックス(人工光)で光を照射する治療法です。
・薬物療法
抗うつ薬で治療する方法です。
・認知行動療法(CBT:Cognitive Behavioural Therapy)
心理療法の一つで、自分自身の思考や行動に焦点を当て、その偏りを改善することで気持ちを楽にする方法です。
予防法
・意識的に太陽の光を浴びる
・普段から運動やストレッチをする
・良い食習慣を守る(特に新鮮な野菜や果物をとりましょう)
・安定した睡眠スケジュールを守る
・誰かと話してみる
・入浴時は湯船につかる
このように、生活習慣を整えることが予防に繋がります。
辛い時は我慢や無理をせず、病院を受診してくださいね。
最後に
季節の変わり目は、体調を崩しやすい時期です。身体の調子が良くないと、心の調子も不安定になってしまいます。
特に梅雨の時期は、雨で日に当たることが少なく、湿度の上昇や気圧・気温の変動、室内外の温度変化など不快感のある環境の中、生活をしています。
私たちの身体はこの環境に必死に対応しようとものすごくたくさんのエネルギーを使っているのです。
いつも以上に身体を労り、心を休める時間を作りましょう。
環境の変化は、私たちの心身にそれだけ大きな影響を与えているのです。
活発に動き出す時期でもあると思います。だけど、少しだけ自分に目を向けてあげる時期にしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます
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