こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
すぐに不機嫌になってしまう少し気難しい人。誰しもどう付き合っていけばいいのか戸惑った経験があるのではないでしょうか。
そうした人が身近にいると、いつも気を遣って内心ビクビクしてしまいます。でも、なかには上手に関係を築く人も。できれば、自分も良い関係を築き心穏やかに過ごしたいものですよね。
そんな気難しい人と上手に付き合っていく方法をご紹介したいと思います。
気難しい人の特徴
気難しい人と言っても、これは漠然とした表現ですよね。もう少し具体的に言うなら、ビッグファイブの尺度で考えた時の「神経症的傾向」が高い人に当てはまるのではないかと思います。
「神経症的傾向」が高い人は
- 心配性
- 脆弱
- 神経質
といった特徴が挙げられます。
怒りや不安、抑うつといった心理的ストレスを受けやすい傾向があり、それゆえ、心理的な幸福度が低い傾向もあります。自信のなさや不安から興奮しやすく、こだわりも強い。こうした特徴が表に出ることで、周囲の人は「扱いが難しい人だ」と感じてしまうのかもしれません。
気難しい人との上手な関わり・付き合い方
怒りのツボを知る
不機嫌になったり怒ってしまったりするところが、付き合いづらさを感じさせる部分ですよね。怒っているときは上手に距離をとることも大切です。そして、怒らせないための対策も必要。
気難しい人は、特定のワードや態度などが怒りのツボである場合があります。
怒りのツボは人それぞれなので、何が嫌なことなのかじっくりと観察し、そこに触れないようにすることが、関係を築くための第一歩。
その中でもよくあるのが、「でも」「だって」という言葉。この言葉を言った瞬間に相手の表情は変わることが多いはず。あとは、否定的・拒否的な態度です。
どんな人でもそうですが、自分の意見を聞き入れてもらえない、自分自身を受け入れてもらえない、と感じると悲しくなりますよね。
相手の意見にはまず「そうだね」と受け止める言葉を返すことが大切です。
「受け止めてもらえた」と感じるだけで相手の態度が好意的に変わることもあります。
相手に分かってもらおうとしない
人を信用できず自分が正しいと考えるところがあります。また、人の話を聞くだけの気持ちの余裕があまり持てず、他者を理解しようと考えることもあまりできません。
そのため、アドバイスやお願いをなかなか素直に聞き入れてくれません。誤解があって説明しようとしても、聞く耳は持ってくれません。言い訳だと突っぱねられてしまい、むしろ関係は悪くなってしまいます。
ひとまず気難しい人には「理解をしてもらう」ことを期待できないと考えておきましょう。言いたいことがあっても、一旦持ち帰ってください。
時間を置いてから、機嫌のいい時に改めて話をしたり、相手が喜ぶ言い回しを使ってみたりと工夫して会話してみると良いかもしれません。
ここぞという時には自分の考えを伝える
時には自分の考えをハッキリと伝えることも必要です。
意見を求められたときや重要度の高いものについて話し合った時など、ここぞという時には自分の揺るがない意見をしっかりと伝えましょう。
相手の考えを否定するような意見の仕方は避け、「私は○○と考える」と主語を強調して自分の考えを表現してみてください。
また、いつそんな時が来ても良いように、普段から自分の考えは整理しておきましょう。心づもりをしておくと、慌てることなく冷静な対処もできます。
褒めてみる
自己中心的でプライドが高いところがあるので、常に人から認められたいという思いがあります。そして、その思いの裏には不安感があるのです。
どんな人も、頑張っているところやその人なりの相手への気遣いがあります。良いところは案外「当たり前」と思ってしまいがちですが、些細なことでも目を向けて褒めたり感謝を伝えたりすると言われた人は嬉しい気持ちになりますよね。
不安感が強い人ならなおさら。
一度褒めてみるだけでも、その日から心を許してくれることが増えますよ。
笑顔で接する
人は笑顔を向けてもらえると、それだけで気持ちが和らぎますよね。ニコニコしている人に怒りは湧きにくいものです。
また、笑顔になることで自分自身もポジティブな気持ちになります。
気難しい人は和やかなコミュニケーションの機会が少なく、人に笑顔を向けてもらうことも少ないので、笑顔で接するときっと喜んでくれます。
神経質なところがあるからこそ、緊張を和らげ不安の少ないコミュニケーションを心がけ、上手に関係を築いてみてください。
最後に
気難しい人は、自信がなかったり寂しい思いを抱えていることが多いもの。自分を受け入れられていないから、他者の動向が気になり文句を言いたくなってしまうのです。
怖い人と思ってしまいがちですが、鎧を被っているだけ。
温かく受け入れられなくてもいいです。その人が心の中で小さく震えていることだけは分かってあげてくださいね。
これは気難しい人に限らず、人間関係を築いていくための基礎的な関わりとして参考にしてもらっても良いと思います。
警戒心の強い相手には、距離をとり礼儀をわきまえた関わりが必要です。最初から自分を分かってもらおうとせず、まずは相手を尊重する。この関わりから徐々に信頼関係を築き、少しずつ人間関係が良好なものになっていけばいいですよね。
最初からなんでも話せる関係になれる人もいますが、距離を保ちながらゆっくり近づく関係もあります。これもまた人それぞれ。お互いが心穏やかに過ごせるように、少し大人な対応も試してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます
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