ぐろーいんぐあっぷ!

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~自分の心・相手の心を理解して笑顔あふれる毎日を~ 心理カウンセラー松田ちかこのofficialブログ

Webセミナー『児童虐待を「芽」から摘むには?』に登壇させていただきました

WEBINAR

 

こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。

 

先日、『療育のミカタ』を運営されている合同会社テラセル様ご主催のWebセミナー『児童虐待を「芽」から摘むには?』に登壇させていただきました。

11月は「児童虐待防止推進月間」ということで、療育現場などの施設での虐待防止についてお話をさせていただきました。

 

私自身、公務員時代(当時は事務職員として)から見てきた虐待・DVのケース、放課後デイや保育園での勤務で見てきた身近な虐待、児童相談所一時保護所での虐待・非行・家庭内暴力精神疾患を抱えた子どもたちとの関わり、などを通して様々な経験や情報を得てきていましたが、そのことについては何かの講座や学校の授業などで少し紹介させてもらうくらいのものでしたので、今回のようにしっかりと虐待をメインにお話させていただくことは初めて。

正直なところ、一週間前から緊張していました。笑

こんな私でも緊張するのです。笑

 

 

 

 

 

療育現場の虐待防止のために、何をすれば良いのか。

これがはっきりとは分からない部分だと思います。

 

そこで、まず知っていただきたかったのは「何が虐待にあたるのか」ということ。

これを知らないと、無意識に虐待や不適切な関わりを子どもに向けてしまいます。

ポイントは「子どもの心が傷つく行為、言葉掛け、態度すべてが虐待にあたる」ということ。

 

もちろん人間は傷つかずに大人になることはできません。

外に出ればいくらでも傷つけてくるような人はいます。

その人たちと戦っていくために、あえて傷つくことを経験させると考える方もいるかもしれません。

しかし、それでは子どもたちはどこに逃げ場を作ればいいのでしょうか?

お家や施設、園や学校といった場所は、子どもたちにとって安心できる場所であることが何よりも大切。

傷ついて帰ってきたら、その傷を癒せる場所であることが必要なのです。

 

もちろん成長のためには、間違えは修正していく必要があるので叱らなければならないこともあります。

しかし、そこに大人の感情や考えの押し付けは必要ありません。

冷静に説明し、理解できるようにしてあげられればいいのです。

それを無理やり分からせようと強い力でコントロールしようとする。

これが虐待なんですよね。

 

そして、こうした虐待のメカニズムを知ってもらうこともまた、虐待防止につながる一歩。

 

このようなお話をベースに、施設職員として自分はこのメカニズムにどう向き合えばいいのか、家庭での虐待にどう向き合えばいいのか、ということを具体的にお話させていただきました。

 

Q&A

講義後には、パネルディスカッションと質疑応答の時間をいただき、

  • 虐待を見つけた時に取るべき具体的な行動
  • 発達障害との関係性
  • 支援する職員が受ける二次受傷(関わる相手が経験してきたつらい出来事に共感することで心身が疲弊したり、自分が体験したかのような症状がでること)への対策
  • 保護者への具体的な声掛けの仕方

などについてお答えさせていただきました。

 

少しでもお役立ていただければ、と誠心誠意お話させていただきましたが、熱がこもって喋り過ぎてしまったようにも思います(時間オーバーしてごめんなさい)。笑

だんだんとお喋りが加速するお年頃(?)気を付けます😂笑

セミナー会場

たくさんの熱意ある方々にご参加いただき、アンケートではとても嬉しいお言葉をたくさんいただきました。

一部抜粋してご紹介したいと思います。

 

<感想>

○虐待が子どもの脳の発達に影響しているからダメであることを初めて知り、色んなことが繋がり、勉強になりました。


○虐待をしてしまう人を責めるのではなく、その人をケアする大切さを感じました。

 

○親(支援者)自身も「自分とおなじようになってほしくない」と自分を投影してイライラしてしまうということは、自分にかけていた視点だったので、とても勉強になりました。


○シビアで難しい講義内容であるにも関わらず、松田先生の、「支援を届けたい」という想いがひしひしと伝わってきました。聞き手にもわかりやすい説明を心がけておられたと思います。まずは私たちが十二分に講義内容を理解しないと、こどもたちの支援につながらないと痛感しました。


○現場での虐待防止や保護者の対応などのシンプルな内容を、先生のご経験をもとに深く掘り下げて説明していただけて大変参考になりました。

 

○虐待については日ごろ指導員として気を付けて利用のお子様方に対応しているつもりではありますが、松田先生が挙げてくださる具体的な事例等も聞きながら、改めて自分たちの接し方を思い返し、気を引き締める良い機会になりました。お話の中で、保護者との間、事業所の職員間のコミュニケーションの大切さを強調されていて、大変共感すると同時に、もっと努力していきたいと思いました。


○相談を受ける中で親御さん自身が抱えている問題もあり、その子に対する影響が大きいです。そのため、普段からコミュニケーションを大事にしています。そのようなことも今日、お話の中でもあり、改めて保護者もスタッフ同士でも風通しの良い事業所でありたいと思いました。
今回のお話を聞く中で、地域のつながりを広げるのと同時に放デイのありかたが安心していられる場所(子どもたちも保護者も職員も)を改めて作っていきたいと思いました。

 

児童虐待についての定義や現状、現在の法令、今後の法改正などについてポイントを絞って再確認する良い機会を得ることができました。

 

 

こうしたお声が何よりも励みになりますよね!

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございます✨

 

オンライン受講

 

進行を務めていただた、テラセルの豊島さんには当日も含めたくさんのサポートをいただき、私が安心して登壇できるようにしてくださいました。

本当に有難く感謝の気持ちでいっぱいです。

 

テラセルさんは、放課後デイ向けの療育コンテンツを提供されている「探テック」や療育スタッフ向けの研修ツールを提供する「療育のミカタ」、保育士さんを中心に療育のお仕事を探されている方の転職支援サービス「療育のお仕事」を運営されています。

 

子どもたちや職員さん、運営者の方を心から思う熱い気持ちと優しさに溢れる企業さんです。

 

療育関係の施設の経営者の方や療育現場で働く専門職の方、これから療育に携わりたい方は、是非チェックしてみてくださいね!

 

合同会社テラセルさんホームページ

teracell.co.jp

 

 

 

 

 

児童虐待」というテーマは、なかなかセンシティブなものではありますが、目を背けるのではなく、丁寧に向き合っていかなければならない大きな課題です。

 

虐待をしてしまうことはもちろんダメなことですが、そうせざるを得ない当事者の気持ちをもしっかりと受け止め、支えていくこともまた必要。

ただ責めるのではなく、そのつらさを理解するところから始め、虐待の芽を摘んであげられる人が一人でも多く増えてくれることを願います。

 

子どもたちの笑顔のために。

 

 

 

▽こども家庭庁の児童虐待防止啓発活動について

www.cfa.go.jp

 

最後までお読みいただきありがとうございます

 

 

 

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