こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
長期休みや休日は子どもと過ごす時間が増えますよね。
どこかレジャー施設に行ったり、旅行に出かけたり、大型商業施設でお買い物をしたり、といった過ごし方をする方も多いと思います。
それもとても素敵なことですが、子どもたちは意外と お家の中や近所の公園でパパママと一緒に遊んでもらえたら嬉しい!と思っていたりするものです。
「え?そんなことで?」と思うかもしれませんが、何気ないふれあいに子どもたちは心を満たされるんですよ。
今回は子どもとのふれあいの大切さについてご紹介します。
子どもと一緒に遊ぶ大切さ
子どもが遊んでいるのを見守っている。
多くの場合、子どもを遊ばせるときは、大人がその姿をそばで見守っていることが多いと思います。
もちろん子どもも思い思いに自分の興味のあることを楽しみますが、本音を言うとちょっとだけ寂しい。きょうだいやお友だちがそばにいなければ尚更です。
「いっしょにあそんでくれないかな・・・」
そっと親の方を見るけれど、そんなことは言えません。
こんな風に、子どもはあなたが思う以上に親と一緒に遊びたいと思っているんです。
保育園や幼稚園でも、見守ってくれる先生よりも一緒に全力で遊んでくれる先生、遊びの中心になってくれる先生に子どもたちは目を輝かせながら集まります。
子どもが自分で見つける遊びには限界があります。それは、その子が今までに経験してきたことを思い出しながら遊ぶから。
経験がまだ少ない子どもは、自分でクリエイティブに遊びを作り出すことも十分にはできません。
特に現代では遊び方の決まった玩具が多く、ほかに応用することができません。
単純な玩具であれば、想像力を発揮させて何かに見立てたりしながら色々な遊びが展開できるようになるのですが、そうした機会の少なさがあるのが現状です。
ですので、大人たちがそこを補ってあげる必要があります。
子どもが知らない遊びを教えてあげること。
そして遊ぶ楽しさを共有する喜びを教えてあげることが、私たち大人に与えられた大きな役割なのです。
特に、楽しい気持ちを共有できる喜びは、何とも言えない高揚感が湧きあがり満たされた気持ちになるものです。
親とのそんな思い出は、一生忘れることのできない大切な思い出となり、将来のその子を支え続けるものにもなるでしょう。
こうした重要な意味もあるため、多くの大人に子どもと一緒になって遊んでもらいたいと思います。
子どもと何をして遊ぼうか
とはいえ、子どもとどんな遊びをしたらいいのかを考えると、迷ってしまいますよね。
子どものテンションに合わせて笑って走り回るのは息が切れてしまうし(笑)
まずは子どものそばに寄って、子どもと同じ目線になって周りを見てみてください。
子どもが何に目を向け、何に興味を持つのか、どうしたいのかが少しずつ見えてくるようになります。
そして、子どもから「○○だね」など指をさして興味のあるものを教えてくれたりもします。
そうしたヒントを得ながら、子どもに共感を示し、会話や遊びを広げてみましょう。
遊びを広げていく中で、豊富な経験値を活かして色々な遊びを提案してみてください。
子どもはきっと喜んで、もっともっと面白くしよう!もっともっと教えてほしい!と目を輝かせ始めるでしょう。
こうしたコミュニケーションこそが子どもの心を育てる遊びです。
たくさんのコミュニケーションと遊びのアイデアを子どもに惜しみなく伝えていきましょう。
親子の信頼関係もグッと深まりますよ。
遊びのアイデアのストックがなくなってきたら、次に紹介する本を参考にしてもらえるといいかなと思います。
遊び図鑑
遊び図鑑―いつでも どこでも だれとでも―
文:奥成達
絵:ながたはるみ
この本には、「草花遊び」「野外遊び」「自然と遊ぶ」「伝承遊び」「作って遊ぶ」といった項目で遊びが紹介されており、その数もとても豊富です。
古い本ですが、どんな時代にも通じる子どもの遊びがたくさん載っています。
やはり、私たちが子どもの頃に少し年上のお兄さんお姉さんに教えてもらった遊びは、子ども心にとても楽しかったですし、これが脈々と受け継がれていって今の子どもたちにも同じ思いをしてほしいとも思います。
少子化や外遊びの減少で受け継がれる遊びが少ない現代だからこそ、私たち大人がもう一度伝え直していくことが必要なのではないかと思います。
最後に
子どもと遊ぶって時間もエネルギーも必要ですよね。
しかし、ふれあって遊ぶことができるのは子ども時代だけです。
幼い今だからこそ、できる遊びを親御さんも目一杯楽しんでください。
大人も子どもに戻ったように無邪気に遊びを楽しんで、身体や心をたくさん動かすことで、大人自身も忘れていた何かを取り戻し、人として大きく成長することにもなるでしょう。
親子で共に成長するためにも、ふれあい遊びを日常に取り入れ、楽しんでもらえたらと思います。
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