ぐろーいんぐあっぷ!

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~自分の心・相手の心を理解して笑顔あふれる毎日を~ 心理カウンセラー松田ちかこのofficialブログ

セミナー「もう悩まない!保護者対応の”いろは”」

セミナーを開催しました

 

こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。

 

昨日、テラセルさん主催の療育現場の新人職員さん向けのセミナーに講師として登壇させていただきました。

 

今回のテーマは「保護者対応」について。子どもたちを支援していく上で欠かせないのが、保護者さんの存在ですが、支援者としては正直なところ少し緊張するところでもあるとも思います。

良い関係を築いていくためには、どのように関わっていけば良いのか。怒らせないためにはどうしたら良いのか。そんなお悩みを解消できるように、お話をさせていただきました。

有難いことに、平日の午前中にも関わらず50名を超える方々にご参加いただくことができました。

 

この記事では、セミナーの様子やいただいたご感想などについて綴らせていただいております。

 

セミナーにご興味をお持ちいただいた方は、セミナーの内容をまとめた記事もございますので、この後ご案内するリンクからサイトにアクセスいただけたらと思います。

 

 

 

 

セミナーの概要

 

○療育はじめのいっぽ

「もう悩まない!保護者対応の”いろは”」

2024年10月10日(木)10:30~12:00  <終了>

 

<今後のセミナーのご予約はこちら>

療育のセミナー情報 | 合同会社テラセル

 

療育現場で初めてお仕事をされる方向けのセミナーを3回シリーズでお届けしました。

今回は「療育はじめのいっぽ」シリーズ第三弾。

 

療育のお仕事をする中で保護者さんの存在はとても大きいものです。

発達特性があるお子さんにとって保護者さんとの関わりは特に重要で、いかに特性に合った関わり方や環境設定をしてもらえるかが、その子の自尊心や他者との信頼関係を築く力、社会の中で自分の力を活かして生きていく力を左右するものです。

自分の特性を受け入れ、自分自身で環境調整をしていくことができれば、生きづらさを感じずに生きていくことができますが、そのためには周囲から特性を受け入れてもらう経験や工夫の仕方を教えてもらわなければなりません。

 

一番身近な大人である保護者さんができる限りそうした存在になってくれることが望ましいですが、現実はそう甘いものではありませんよね。

保護者さんにも様々な葛藤があり、たくさん苦しんでおられます。また、どうして良いのか分からず困っていてうまく動けないものでもあります。

 

そんな保護者さんを支えてあげられるのが、療育の現場で子どもたちと密に関わる先生たち。

しかし、困りごとを抱えている方、精神的に不安定な状態になってしまっている方への対応は簡単なものではありません。

特に新人職員さんにとっては、子どもたちの対応よりも難しいと感じることでしょう。

 

そこで今回のセミナーでは、保護者対応で何を大切にすればいいか、タイプ別の具体的な保護者対応、伝え方などをお伝えさせていただきました。

 

詳しい内容は下記の記事でもご確認いただけますので、よろしければご一読くださいね。

 

セミナーの内容はこちらの記事にまとめています>

もう悩まない! 保護者対応で大切な3つのこと ~療育はじめのいっぽ~

感想

 

セミナーを受講いただいた方からのご感想を、一部抜粋してご紹介させていただきますね。

 

《ご感想》

・保護者さんとのいい関係を築くにはまず傾聴だと理解しました。

・講義資料のスライドが重要な部分を大文字で書くなどして分かりやすく書かれていたから。
・保護者対応についての講習は初めてで改めてその難しさやコツを知ることができた

・保護者対応について保護者の気持ちを深く知ることで頼れる伴走者になるというところが特に印象に残りました。
・保護者のタイプ別対応方法が具体的で分かりやすかったと思います。

・保護者様との信頼を築くには話を聴くことが一番大切。入所見学時にも最も重要な姿勢だと思いますので、今後もスタッフに自信をつけてもらうためにも意識して実施していきたいと思います。
・言いなりになってしまうタイプの保護者への対応で、本当はどうしたいと思っているか聞くと説明されていて、今までそのような対応はしてこなかったので、やってみようと思いました。
・実例を取り入れながらのセミナーだったので、分かりやすかった。
・保護者対応についてタイプから出していただき具体的にお話し頂けたから。
・具体的な事例を、分かり易くお話してくれました。自分の周囲も、今日の事例にあったものばかりで、「がんばろう」と言う気持ちがわきました。ありがとうございました。
・親御さんへの傾聴の大切さと夫婦のパワーバランスへの介入の難しさ等、勉強になりました。
・ポイント説明があったので、それぞれのパターンに合わせた保護者対応の内容を聞けてとても身になりました。

・今日も参加して良かったと思いました。特に①保護者さんの気持ちを知る。②保護者さんへの助言。③タイプ別保護者さんへの対応方法。④保護者対応に自信を持つために 等が印象に残りました。

 (2024年10月10日のアンケート結果より)

 

どのくらい伝わるだろうかとドキドキしていましたが、こうして受け取ってくださりご感想をいただけたことがとても嬉しいです。

今後のセミナーを行っていく上でもとても励みになります!

皆さま、ありがとうございます!

 

今回の質問コーナーは代表質問のみとさせていただきましたが、保護者さんの心理に触れることで様々な葛藤が生じるものですし、普段我慢していることや苦労を誰かに聞いてもらいたいということもあると思います。

セミナーの内容をお役立ていただくのはもちろん、なかなか話しづらいその胸の内をお一人で抱えずにご相談いただければと思います。

 

ご聴講くださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございます!

そして、このセミナーを一緒に作り上げてくださったテラセルさんには本当に感謝しています🌸

次回のセミナー

「療育はじめのいっぽ」シリーズは今回でおしまいですが、来月は虐待防止のセミナーを開催します。

詳細は次の通りです。

 

○虐待防止セミナー

児童虐待を「芽」から摘むには?」

2024年11月14日(木)10:30~12:00

受講料:無料

 

お子さんが神経発達症(発達障害)を抱えていることで、ストレスが溜まり育児不安を抱える保護者さんも少なくありません。療育施設の職員さんだからこそ、親子関係や生活状況の問題に気付くこともあると思います。

また、施設内で職員による子どもへの不適切な対応や虐待が行われることもあります。

うまくいかないフラストレーションを弱い立場の子どもで発散してしまうというのは、誰しもが「悪」だと思うのではないでしょうか。

しかし、その背景にある加害者の苦悩を知ると、どんな人にでも起こりうることだとわかるはず。

 

まずは、マルトリートメントや虐待に早期に気付き、子どもの命と心を守ること。

これは私たち大人に課せられた使命です。

そして、自らがマルトリートメントや虐待を起こさないようにするために、何に気を付けていけばいいのかを、心から理解すること。

これも課題になります。

 

次回のセミナーでは、こうした内容でお話をさせていただく予定です。

11月は児童虐待防止推進月間ですので、それぞれの自己啓発や施設内での研修の一環としてお役立てください。(※放デイでの虐待防止研修に該当するかは各地域の行政機関にご確認ください)

 

ご興味があれば是非お越しくださいね。

 

<ご予約はこちら>

児童虐待を「芽」から摘むには? | 合同会社テラセル

 

 

今回のセミナーの主催は合同会社テラセルさんです。

テラセルさんは療育に携わる方、事業所さんへの情報発信、療育コンテンツの提供、転職・採用支援などを行われている企業さんです。

 

療育現場がより豊かに活性化できるよう様々な取り組みをされているので、ぜひサイトにアクセスしてみてくださいね。

 

知識・情報をまとめた記事も多数ありますので、勉強にもなりますよ。

 

<テラセルさんのWebサイト>

teracell.co.jp

最後に

療育施設をはじめとして、子どもに関わるお仕事をされている方は、保護者さんとの関係づくりに悩まれることも少なくないと思います。

しかし、かわいい子どもたちの保護者さんは「困った人・敵対する人」ではなく、「一緒に子どもの成長を喜び合える人」です。

親だからこその辛さや苦しみに理解を示し、子育てに協力し、支えていける人が一人でもいれば、救われる保護者さんはたくさんいると思います。

身近に関わる親子を暖かく包み込むイメージで、見守り、支えていただければと思います。

 

親子の笑顔が1つでも増えますように。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます

 

 

 

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