こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
近頃は風が心地よく、外で過ごすと気分が良い日が多くなってきましたね。
公園の鳥や虫たちもどこか心地よさそうに過ごしているようにみえます。
私たち人間も含め、生き物はみな自然の巡りの中で生きています。
お日様の光や恵みの雨、心地よい風は、その時その時で自然に巡ってきて私たちに生きるエネルギーを与えてくれます。
近年は猛暑や豪雨、大型の台風などで過剰になることも多いですが、それはきっと私たちの生き方が何かに過剰に偏り過ぎているからなのかもしれませんね。
ただ、自然をあるがままに感じる。
そんな落ち着いた時間も大切にしていきたいものです。
今回ご紹介する絵本は、自然の巡りをゆったりと感じられる絵本です。
忘れていた子どもの頃の感覚を思い出させてくれる優しい作品。
秋の夜長にこんな絵本はいかがでしょうか。
きょうも かぜは いろづいて
作 :阿部 海太
発行:2023年10月19日 岩波書店
油彩で描かれた絵は、木漏れ日のような優しさが感じられます。
ページをめくるごとに色の変化があり、落ち着きの中にもどこかワクワクする気持ちも抱かせてくれる不思議さがあるのが魅力。
絵から感じられる"何か"は言葉にするのが難しいですが、添えられた僅かな言葉がその感覚を優しく支えて膨らませてくれます。
頭で理解するよりも心で感じることが好きな方にオススメです。
乳児期の小さいお子さんからも楽しめると思います。
登場人物
・風
・生き物たち
あらすじ
時や場所によって、色々な姿を見せる風。
その様子にはどこか色を感じることができます。
「あおいかぜ」
「きいろいかぜ」
「みどりのかぜ」
「みずいろのかぜ」
「おれんじのかぜ」
「あかいかぜ」
それぞれの色の風を感じる生き物たちは何を感じ、何を思っているのでしょうか。
自然の巡りを"風"を通して感じる、命の絵本でもあると思います。
あるがままを描いたこの絵本から、あなたは何を感じますか。
最後に
言葉は少ないけれど、命の尊さや力強さを感じられる絵本です。
このような心穏やかに力強さを感じられる絵本はなかなか無いと思いました。
少し気が立ってしまっているときに読むとホッとできますよ。
内容から感じることはきっと人それぞれで、自由に感じ想像を膨らませる余地があります。
絵画を見るような感覚です。
お子さんの感受性を育むのにもとてもいいと思いますよ。
大人も子どもも心が豊かになる絵本。
よかったら一度読んでみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます
<ご紹介した絵本はこちら>
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