
こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
春になり色んな鳥たちが活発に飛び回りはじめましたね。
渡り鳥たちもやってきて、巣作りしたり子育てしたりとこれから忙しくなりそうですね。
楽しそうに木々や電線の上で歌ったりおしゃべりしたりしている姿には、見ているこちらも元気をもらえます。
今回ご紹介する絵本は、そんな鳥たちがひとりぼっちだったクマの元へやってきたことで不思議なことが起きるお話です。
鳥たちとクマの思い合う気持ちに心が温まりますよ。
ベルナルさんのぼうし
文・絵:今井 彩乃
発行:2014年2月10日 BL出版
牧歌的で細やかな絵柄の作品です。
特に鳥の絵がとても美しいです。絵だけでもずっと眺めていたくなりますよ。
優しい語り口調も魅力。ゆったりと優しい気持ちで読むことができる絵本です。
登場人物
・くまのベルナルさん
・鳥たち
あらすじ
友だちも家族もいない くまのベルナルさんは、いつもひとりぼっち。
しかし、ベルナルさんは「気楽でいい」と平気そう。
ベルナルさんの楽しみはお気に入りの帽子を被って長い散歩に出ること。
ある日、昼寝をしていると、一羽のキツツキがベルナルさんの帽子に穴をあけ巣を作り始めます。
それがきっかけで、ベルナルさんの帽子にはたくさんの穴が作られ、たくさんの鳥が集まってきます。
すると不思議なことに、鳥たちが増えると帽子もどんどん高くなっていきます。
ベルナルさんは途方に暮れていましたが、鳥たちの歌声や楽しげに遊ぶ様子に少しずつ楽しさを感じ始めます。
ベルナルさんは鳥たちと楽しい時間を過ごしますが、ある秋の朝、ベルナルさんの帽子がからっぽになっていました。
みんなどこへ行ってしまったのでしょう。
寂しい気持ちを抑え、強がるベルナルさん。
いつ戻ってきてもいいように、鳥たちのえさを用意し、外を眺めます。
いよいよ、ベルナルさんも冬眠の時期になり、深い眠りについていると・・・
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このような、お話です。
強がり、気丈にふるまっているベルナルさんですが、本当はとても温かく友だち思い。寂しさをずっと堪えている姿に切なさを感じます。
ベルナルさんの元へ集まる鳥たちは、そんな温かい心を感じ取っているのでしょう。
ひょんなことからベルナルさんの毎日は大きく変わりますが、それはきっと神様からの贈り物。
戸惑いながらも変化を受け入れたベルナルさんに訪れた幸せなのでしょう。
四季の移ろいによる自然の変化と、離れたって信じあえる関係を学べる絵本です。
是非、季節の変わり目に読んでみてくださいね。
最後に
冬の間にいた冬鳥たちが最近姿を見せなくなり、少し寂しい気持ちになりましたが、来年もまたきっと来てくれると信じて待てるのも素敵な時間ですよね。
春夏にやってくる鳥たちも同じ。
季節の巡りの中で出会う生き物たちや景色も変わりますが、ひとつひとつを楽しみながら過ごしていきたいものです。
ベルナルさんの帽子のように、好きなものを大切にしてお友だちの居心地の良い居場所づくりができると、何かが大きく変わっていくのかもしれませんね。
ただ流れに身を任せて変化を受け入れつつ、出会いのひとつひとつを大切にする。
そんなことを教えてくれる絵本でした。
気になる方は是非お手に取ってみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます
<ご紹介した絵本はこちら>
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