ぐろーいんぐあっぷ!

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~自分の心・相手の心を理解して笑顔あふれる毎日を~ 心理カウンセラー松田ちかこのofficialブログ

子どもが心身共に安定するために

 

こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。

 

季節の変わり目や気候変動の大きい時期は誰でも少し体調の変化を感じますよね。

そうした時期に多いのが、子どものイライラ。

 

自分でも気づかないうちに何となく疲れがたまっているので、ついイライラしてしまうのもです。

しかし周囲の人には、「なんで最近イライラしているんだろう」と理解してもらえないことも。

 

もちろん、学校で何かあった、プレッシャーに感じる行事がある、変化にまだ適応できていない、などの理由があったり、思春期のホルモンバランスの変化などでイライラすることもあります。

 

いずれにしても、不安定なときというのは、何かしらのストレスを感じてエネルギーが減ってしまっている、と捉えて回復できるようなサポートをしてあげることが必要になります。

 

子どもの立場になって考えてみると、「ちょっとだるさは感じるけれど、いつも通りの日課をちゃんとこなさなきゃ」と頑張っていることがほとんど。ダラダラしていても、出来ていない宿題のことなど頭の片隅で気にしています。

 

そんなときに気にしていることを指摘されると、もうイライラ。

意地を張って何もやらなくなってしまったりすることにも繋がります。

 

では、どう対応していけばいいのでしょうか。

 

まずは、冒頭でご紹介したように、気候変動や変化の多い時期などで疲れていないか様子を見てあげてください。

何かしらの変化に対して適応していくためには、やはりエネルギーをたくさん使うものです。

4月、長期休み明け、気温や天気が安定しない時期などは出来るだけ夜は早く寝て睡眠時間をたくさんとれるようにしましょう。

また、睡眠以外にも生活習慣全体を整え、食事も3食しっかりと食べられるようにしましょう。くれぐれもおやつばかり食べて食事は疎かになるということがないように気を付けましょう。

 

基本的に、睡眠・食事・運動が適切に行えていれば心身は安定してくるようになります。

 

ただ、お友達関係や気になる行事、勉強や習い事へのプレッシャーなど、抱えている問題がある場合は、そのストレスがエネルギーを減らしてしまう原因になってしまいます。

 

このような場合には、問題を放っておかず、まずはしっかりと話を聴くことから始めてみてください。

このときに注意したいのが、「良い・悪い」を判断しないこと。

話してくれることをただ「そうなんだね」「それはつらかったね」と受け止めることに重点を置きましょう。

心を軽くしてあげることが、次に進む力を与えてくれます。

 

プレッシャーになっている習い事などがあれば、少し頻度を少なくしたりお休みしたりして様子を見て、負担がある(本人が楽しめていない)ならやめることも考えてあげましょう。

 

お友達関係に悩んでいる場合、うまくいかない子と距離を取れるように意識したり、学校の先生にお願いしてトラブルが起こらないように配慮してもらうことも検討できると良いと思います。

そして、お子さん自身が何を思いどう考えているのか、頭の中を整理できるよう聞き取りをしてあげましょう。

前向きな気持ちになれば、前向きな気持ちの子と仲良くなります。

なにかしら抱えている不安に対して、大丈夫!こうすればうまくいく!と、小さなことからひとつずつ自信をつけてあげるように促し、前向きな気持ちを保てるようにしてあげましょう。

 

親からの「大丈夫だよ」「よくできているね」「ありがとうね」という安心できる関わりが、子どもは何よりホッとします。

 

お家の中では緊張感をやわらげ、ごはんをたくさん食べて、ぐっすりと眠る。

こうした安らぎを与えることで心と身体が安定し、様々なストレスを感じる時にも乗り越えていけるようになります。

 

不安定な時ほど叱りたくなってしまうかもしれませんが、「充電が必要なんだな」と受け止め、充電環境を整えてあげてくださいね。

 

そして、お子さんに対してだけではなく、ご自分のことも同じように充電してあげてくださいね🍀

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます

 

 

 

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