こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
子どもとの関わりの中で、誰もが感じるもどかしさ。
これくらい早くやってよ!
なんですぐに出来ないの?!
子どものグズグズとした様子にイライラすることってありますよね。
今回はそんなときに大切にしてもらいたいことをご紹介します。
言ってもなかなかやろうとしない
「早く着替えて」や「もうご飯だからお片付けして」など、行動を促す声かけをしても、子どもがなかなか動かない・・・と思うことはありませんか。
時間が迫っている時に限って・・・!とイライラすることも。
子どもはどうしてやろうとしないのでしょうか。
まずは、その行動自体かその子にとって簡単なものか、ちょっと頑張らなければならないことかを考えてみてください。
簡単なことであれば、促し方を変えてあげればOK!その行動(やってほしいこと)が子どもにとってメリットのあることに変わればすぐにできます。
ちょっと頑張らなければならないことや苦手なこと、面倒なことであれば、ハードルを下げて少し簡単な行動に変えてあげましょう。
また、伝えるときに目を合わせることも重要なポイント。
「あなたに言っているんだよ」が伝わるように、目と目が合っている状態で声掛けをしましょう。
信じて待ってみる
子どもはやらなければならないことを行動に移すまで時間がかかります。
自分でわかっていても、です。
声を掛けてもなかなか動かないから、ガミガミと言わないと・・・と思うかもしれませんが、ここで試してもらいたいのは「信じて待つ」ということ。
「この子はわかっている」
「この子はできる力がある」
そう信じて出来るまで待ってみることが大切です。
一言「○○しようね」と声を掛けたら、やるまで待ってみましょう。
そして出来たら「できたね」「頑張ったね」とほめてあげてください。
子どもは信じてもらえることで、自分に自信を持ち、自発的な行動がどんどん増えていきますよ。
行動や頑張る姿勢をほめる
成功したことや、良い結果が得られたときに「ほめる」。
これはイメージしやすいほめ方だと思います。
でも、本当に必要なのは”過程”をほめること。
「挑戦してみたこと」「頑張る姿勢」「考えや思い」
そうした部分をほめてみましょう。
例え成功しなくても、挑戦してみたことが良かった。
だから、また挑戦してみよう!
このように受け止めてあげることで、失敗も次につながる経験として受け入れることができ、粘り強く挑戦し続けられる力が付きます。
すぐに諦めてしまうのは、失敗するのが怖いから。怒られたくないから。残念そうな顔を見たくないから。
「失敗しても大丈夫だよ」としっかり受け止め、”今できているところをほめる”。
受け止めてくれる人がいると、子どもは安心して自分の力を試すことができるので、持っている力を十分に引き出すことになるのです。
最後に
「信じて待つ」というのは、すごく忍耐力が必要ですよね。
実際は「代わりにやった方が早い」「とにかく言うことを聞かせなければ」と思ってしまうところもあると思います。
しかし、そこをグッとこらえて、冷静に状況を俯瞰してみてください。
今、時間をかけて子どもの行動を待ってみることで、将来自立するのが早くなる。
そんな風に考えてみてもいいですよね。
子どもの力を信じて伸ばしてあげられる関わりをしてみてください。
「子どもにはできる力がちゃんとある」
そう信じて子どもを見守ることができると、予想を超えた成長を感じられる時が来ると思いますよ。
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