こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
誰しもが抱える「悩み」。
それは、人間関係・健康・お金など、多種多様です。
しかし、その悩みは表面的・一時的には解決させられることがあっても、根本的な解決に至ることはなかなかありません。
悩みを根本から解決させられれば、もっと色んなことがうまくいくのに・・・!
心のどこかでそう思っていませんか。
しかし、その解決法を教えてくれる人や情報にはなかなか巡り合えないものです。そして諦めてしまう。
私もそんな一人でした。
というわけで、今回は少し私事のお話となります。
実を言うと、私は何年も不調と戦ってきました。
思い返せば高校生くらいから、貧血、だるさ、脚のむくみがあり、咳が止まらなくなったり(今思えば咳喘息)、ものもらいが度々できたりしていました。
高校1年の夏に生まれつきの骨の病気の治療のため手術をしていたので、その影響なのかな、体力が戻ればきっと元に戻る。と当時は思っていました。
しかし、二十歳を超えてからも不調は続き、貧血、不眠、だるさ、湿疹や喘息、頭痛、脚のむくみといった症状は、少しずつ悪化していきました。
当時は仕事も遊びも一生懸命で、疲れがたまっているだけだと思っていましたが、見た目を気にする年ごろでしたので、むくみがどうしても気になる。その時、流行っていたこともあり、リンパマッサージに頻繁に通いました。
身体の巡りが良くなるので、むくみも減り体調も良くなりました。
しかし、通い続けなければ効果は続かない。時間もお金もかかる。どうしたものかと少し悩みました。
仕事が忙しくなってきたこともあり、リンパマッサージからは少し遠のき、そうすると喘息が出たり体調が悪くなる。
見かねた母が、漢方クリニックに行くことを勧め、ツムラの漢方を飲み始めました。
そのクリニックから、生野菜が良い、睡眠が大事と言われ、それも一生懸命取り入れていると、多少症状は改善。だけど、それでも仕事で無理をする日が続くとダメで、喘息や頭痛、貧血に悩まされました。
一方で良い部分もあり、その頃から「好き放題やっていては体調は整わない、食事や睡眠などの生活習慣を見直して常に体調の変化をモニターしながら身体を整えていかなければならないんだ」という意識が芽生えるようになり、自分である程度、体調を調整できるようになっていました。
身体が整うと、心も穏やか。
そんなことに気が付いたのはこの頃です。
しかし、ここで頭打ち。
いくら生活を整えても、無理をしないようにしても、貧血は改善されないし、むくみで色んなところが痛い、だるいというのは変わらない。
何がダメなんだろう?言われたことをちゃんとやっているのに。
私の努力が足りない?言われていることができない日もあるから?怠けている?
ずっと自分を責めながら、それでも良いと言われることはそのままやり続けていました。
変化が感じられない間も、知り合いが試していることを聞いたりはしていましたが、少し諦めモード。
何となく、ジャンルを問わずいろんな本を読み、いろんな動画(解説動画)を見ていたのですが、それがきっかけで、偉人や成功者と言われる人たちには共通した生活習慣があることに気付きます。
あれ?別の本でも同じようなこと書いてたぞ?と。
そして、今まで言われてきたアドバイスは結局のところみんな上辺のものでしかなかったと気がついたのです。
あれがいい、これがいいと色々勧めてくれた人も、かかっていた病院の先生も深く理解していたわけじゃなかった。私の状態をよく理解してくれていたわけじゃなかった。世間で常識だと言われていることの中には、私にとっては当てはまらないこともあるんだ。
そう気づいたらスッと心が軽くなりました。
私自身、そもそも人間の身体のことをしっかり理解していなかったこと、さらに言うと「自分を」しっかり理解していなかったことが問題だった。
そうと分かれば、色々試して自分に合うものを探すだけです。
とりあえず、本で共通して言われていることをやってみよう。
まずは、砂糖・小麦などの炭水化物をできるだけ摂らないようにすることから始めました。
精製されたものは急に血糖値が上がってしまうこと、糖質は炎症を起こしやすくしてしまうことが問題点だそうで、主食として食べられていますが、そもそも人間の身体にはほとんど必要のないものなんだそうです。
そして、逆に摂らなければならないのが、肉や魚、大豆製品などに含まれるたんぱく質。
狩猟採集民のころから進化していない私たちの身体。現代の糖質にあふれた食習慣には適応していないんですね。
そもそも身体を作っているのは、ほとんどがたんぱく質なのでこれをできるだけ摂るようにも心がけました。
そして次に取り入れたのは、ウォーキング。
ウォーキングをすると思考が整理される、朝歩くとメラトニンやセロトニンといった脳内ホルモンや神経伝達物質の分泌が良くなり、睡眠の質・精神状態が良くなるというところから始めてみたわけですが、これが私にとても合っている。
少し左脚が不自由なので運動することを避けてきていたのですが、これならできる。
何なら脚の調子まで良くなっている。
これには驚きでした。
ウォーキングができない雨の日は、ヨガで身体を巡らせるようにしました。
別に大したことはしていないのに、体調はどんどん良くなっていきました。
貧血もやっと原因を見つけてくれる病院に巡り合って、鉄剤(胃腸に負担のかからないシロップ)の力を借りながら治療した結果、値も十分だからもう大丈夫、と言っていただけるまでに改善されました。
もちろん、試してみて自分には合わないなとやめてしまったこともいくつかあります。
たとえば、毎朝4時に起きるといった生活リズム。外も静かで誰からも連絡の来ない早朝に、起きてすぐに仕事をすると捗るということでしたが、私の場合、早朝に書いた文章はほころびがいっぱい(いや、早朝に書いていなくてもほころびがいっぱいかもしれませんが笑)。あ、だめだ。私の身体に合ってない。そう思って早々にやめました。
このように、私の体調の改善にはいくつかポイントはありますが、総じて言えることは「血の巡り」なのだと思います。
自分の健康のセンターピンはこれ。やっと見つかった。
悩みの根本的な解決に至るには、やはり相当の時間が必要なようです。
心理カウンセラーとして活動している私ですが、この仕事にたどり着くまでに、自分の心・相手の心を深く理解するための試練がありました。
人とはそれなりに上手くやってきたけれど、時として、どうしても上手くいかない事がありました。それは特に身近な人。
向き合って向き合って、どうして?なぜ?と思い悩み、ぶつかって、苦しんで、涙を流して、それでも何度も試行錯誤して。
そしてようやく、心というものが見えてきたのです。
自分の心や相手の心を感じられるようになるまでに、たくさんの葛藤がありました。
自分が求めているもの、相手が求めているもの。それぞれを素直に見つめ冷静に受け止めていく。
これもまた、私にとってのセンターピンだったのです。
私の場合は健康や人間関係のことでしたが、きっとそれぞれに抱え続けている悩みがあると思います。
センターピンも人それぞれ。
しかし、だからこそ悩みの根本的解決は難しいものなのだと思います。
何事もきっとそう。
すぐにはセンターピンは見つからない。だけどどこかで気付いている。
苦悩して、試行錯誤してやっとハッキリ見えてくるのかもしれません。
あなたの悩みのセンターピンは何でしょう?
最後までお読みいただきありがとうございます
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