こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
12月に入り、いよいよ本格的に冬を味わう季節になってきましたね!
今回は冬にオススメのちょっと変わった絵本をご紹介します。
セクター7
作者のデイヴィッド・ウィーズナーはアメリカ・ニュージャージー州生まれ。
「フリーフォール」「大あらし」「1999年6月29日」「夜がくるまでは」「かようびのよる」などの絵本を創作しています。
空が大好きな作家さんで、どの絵本にも「空」が描かれています。
「セクター7」も空がテーマの絵本です。
作:デイヴィッド・ウィーズナー
発行:2000年11月20日 BL出版
登場人物
・少年
・雲の子
あらすじ
ある日、少年は課外授業でエンパイア・ステートビルを訪れた。
展望台に上った少年の前に現れたのは、小さな雲の子。
その子に誘われて行ったところは……
本の そで部分に書かれたこの文だけが、この絵本のストーリーの手がかりです。
あとは絵を見て登場人物たちの関わりや会話、起きた出来事を頭の中で想像をいっぱい膨らませながら読み進めます。
物語の始まりは冬のエンパイア・ステートビル。
そこで少年は小さな雲の子と出会います。
雲の子は少年の帽子とマフラー、そして手袋を奪ってしまうのですが、それを返してもらう中で少年と雲の子は仲良くなります。
そして、雲の子に乗って空のお散歩へ。
向かった先には「SECTOR7」という雲の工場が。
空飛ぶ雲の工場には雲を管理する人間がいて、その人間に指示された形(わた雲の形)になって雲たちは空に旅立ちます。
しかし、雲たちはそれが不満げ。
他の形を描いてほしいと少年にお願いします。
そこで少年は、いろんな海の魚の絵を設計図に描き、雲たちの姿を海の生物の形に変えていきます。
それに気付いた人間たち。
少年を捕まえ、エンパイア・ステートビルまで雲に乗せて返します。
雲の子と少年はそこでお別れして・・・
このつづきは是非、実際に絵本を読んでお楽しみください!
寒い冬の空が舞台ですが、なんとも心温まるクライマックスですよ⛅
さいごに
絵だけで楽しむ絵本というのも、なかなか面白いですよね。
想像力を育てるためにもとてもいい絵本だと思います。
絵だけだから小さいお子さんも一人で楽しめる部分はあるかもしれませんが、物語の内容としては少し複雑なところのあるので、5歳以上になってからの方がいいかもしれませんね。
クリスマスがテーマの絵本ではないのですが、なんとなくクリスマスをイメージしてしまう絵本。
クリスマスも近いこの時期に、是非読んでもらいたい一冊です!
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