こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
夏休みは子どもたちにとって楽しい期間。
ひと夏の冒険も経験するかもしれませんね。
しかし、暑さも続く中では外出が難しいこともあります。
そんな時にはイメージの世界に入り込むのも一つの楽しみ方。
今回ご紹介する絵本は、子どもたちがワクワクする夏の海を感じられる絵本です。
文字は少なく絵は美しいので、小さいお子さんからちょっと大きいお子さんまで、楽しんでもらえるのではないかと思います。
さぁ!物語の世界に潜り込んでみましょう!
チリとチリリーうみのおはなしー
作 :土井 香弥
発行:2004年11月1日 アリス館
二人の女の子が自転車に乗ってたどり着いた海の中でのお話です。
この二人は、双子なのか姉妹なのか友達なのか、ハッキリとは書かれていません。
読み手が感じる視点で自由に読んでもらえるようにということなのだと思います。
絵がとても綺麗でかわいいので、女の子は特に好きだと思います。
この絵本は、他にもチリとチリリシリーズとして色々なお話があります。
ご興味のある方はそちらも是非!
登場人物
・チリ
・チリリ
・海の生き物たち
あらすじ
二人の女の子、チリとチリリは今日も自転車で走っています。
そこで見つけた洞窟に入ってみると・・・
洞窟を抜けた先は、海の中。
魚たちやサンゴ、海藻、クラゲなどがいる中をチリとチリリは進みます。
海藻の入り口に入ると、そこは貝のソファがあるカフェ。
そこで運ばれてきたのは
“なみの あわパフェ まきがいふう” と
“うみの ソーダゼリー しんじゅクリームのせ”。
あわパフェには巻貝がひとつ、しんじゅクリームの中には真珠がひとつ隠れていました。
次にたどり着いたのは、岩の入り口。
入ってみると、そこはホールになっていて、ちょうどショーが始まるところでした。
二人は魚のダンスショーを楽しみます。
その次は海の奥深くへ進んでいく二人。
光る入り口を見つけて入っていくと、そこには色々な宝物がありました。
タツノオトシゴが自分にぴったりの宝物を探していいと言ってくれます。
チリとチリリがそれぞれ選んだ宝物は・・・
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素敵な海の世界。
すべてが優しい世界。
チリとチリリの素直な好奇心を海の世界が優しく受け入れてくれているようにも感じられます。
爽やかな気持ちにもなれるので、夏休みに涼みながら親子で楽しんでいただければと思います。
最後に
チリとチリリの絵本シリーズは、自転車に乗る練習をしているお子さんにも良いかもしれません。
自転車に乗って色々なところに行ける楽しさ、世界が広がる喜びをイメージすることで、自転車に乗りたいという意欲が高まり、練習にも積極的になれる。そんなキッカケをくれる絵本になると思います。
イラストも美しく、ページをめくるごとにキラキラした世界が心を躍らせます。
優しい世界の冒険は安心感があり、満たされた気持ちになるでしょう。
この絵本をキッカケにして、子どもたちの中のたくさんのイメージが膨らんでいくと良いですね!
最後までお読みいただきありがとうございます
<ご紹介した絵本はこちら>
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