ぐろーいんぐあっぷ!

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~自分の心・相手の心を理解して笑顔あふれる毎日を~ 心理カウンセラー松田ちかこのofficialブログ

化学物質過敏症をご存じですか?

 

こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。

 

冬は乾燥の季節ですね。

私は、乾燥の影響をものすごく受けています・・・。

何を触っても、パチパチっと静電気が発生。

自分だけで済めばいいのですが、子どもたちにも「先生、今パチってなったね」と言われることも。

そして、手荒れも日を追うごとに酷くなっています。

例年はハンドクリームで対処していたのですが、今勤務している職場では、香料にすごく敏感なお子さんが多く、ハンドクリームはもちろんシャンプーやトリートメント、整髪料、柔軟剤なども香料の少ないものを選ばなければなりません。

 

そのため、無香料のハンドクリームを買わないと・・・と思っているうちに、小さな切り傷が無数にできたような状態まで悪化してしまいました。

 

お湯で洗い物をしようものなら、沁みて思わず息を呑みます(笑)

 

これは、もう放ってはおけない!

ということで、今年はワセリンで対処することにしました。 

良くなりますように・・・。

 

 

敏感な子どもに限らず、どんな子も大人より五感が鋭いなと感じます。

どんなに香料を抑えたものを使っていても、匂いに反応することもあるし、傷跡なども見つけて「これどうしたの?」と聞かれることもあります。

 

五感が鋭い時期に、”繊細な変化を感じられる感覚を育てる”という意味でも、なるべく刺激は自然なものを与えていきたいですね。

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

香料などにふれて、匂いがきつく感じるということも辛いですが、身体に何らかの症状が出るものがあります。

 

それは「化学物質過敏症」といわれるものです。

 

化学物質過敏症とは

化学物質過敏症とは、微量の化学物質に触れると神経系や免疫系の異常などが引き起こされる「環境病」です。重症化すると、日常生活に支障をきたします。

正式には本態性多種化学物質過敏状態といい、何らかの化学物質に一度に大量に晒されたり、微量でも繰り返し晒され続けることで発症すると言われるものです。

また、同じ環境にいても、化学物質への感受性の違いで、個人によって発症に差があります。

大量の化学物質が流通する現代。

いつ誰が発症してもおかしくないものなのです。

化学物質過敏症患者数

化学物質過敏症患者数については、まだ調査が十分でないそうですが、成人を対象にした調査では全国で約70万人の発症者がいると推計されています。

子どもを含めるとさらに多くの発症者がいると考えられます。

化学物質過敏症とアレルギーの違い

化学物質過敏症の主な症状は以下のとおりです。人によって症状やその範囲は様々です。

まだ認知が乏しく、明らかな症状が出ていても診断に至らないケースや別の診断名がついてしまうこともあります。

部位 主な症状
かすみ/視力低下/物が二つに見える/目の前に光が走るように感じる/まぶしい/ちかちかする/乾き/涙が出やすい/ごろごろする/かゆみ/疲れ/目の前が暗く感じる
鼻水/鼻詰まり/かゆみ/乾き/鼻の奥が重い/後鼻腔に何か流れる感じがする/鼻血
耳鳴り/痛み/耳のかゆみ/音が聞こえにくい/音に敏感になった/耳の中がぼうっとする感じがする/耳たぶが赤くなる/中耳炎/めまい
口やのど 乾き/よだれが出る/口の中がただれる/食べ物の味が分かりにくい/金属のにおいがする/のどの痛み/のどが詰まる/ものが飲み込みにくい/声がかすれる/喉頭に浮腫ができる
消化器 下痢や便秘/むかむかして吐き気がする/おなかが張る/おなかの圧迫感/おなかの痛みや痙攣/空腹感/胸焼け/げっぷやおならがよく出る/胃酸の分泌過多/小腸炎や大腸炎
腎臓・泌尿器 トイレが近くなる/尿がうまく出ない/尿意を感じにくくなる/夜尿症/膀胱炎/腎臓障害/インポテンツ/性的な衝動の低下や過剰
呼吸器・循環器 せきやくしゃみ/呼吸がしにくい/呼吸が短くなったり呼吸回数が多くなる/胸の痛み/息遣いが荒くなる/喘息/脈が速くなる/不整脈/血圧が変動しやすい/皮下出血/寒さに対して皮膚の血管が過敏になる/血管炎/にきびのような吹き出物が出やすい/むくみ
皮膚 湿疹、蕁麻疹、赤い斑点が出やすい/かゆみ/引っ掻き傷ができやすい/汗の量が多い/皮膚が赤くなったり青白くなったりしやすい/光の刺激に対して過敏になる
筋肉・関節 筋肉痛/肩や首がこる/関節痛/関節が腫れる
産婦人科関連 のぼせたり、顔がほてったりする/汗が異常に多くなる/手足の冷え/おりものが増える/陰部のかゆみや痛み/生理不順/不妊症/生理が始まる前にいらいらしたり、頭痛、むくみなどがある/感染症にかかりやすくなる
精神・神経 頭が痛くなったり、重くなったりする/手足のふるえや痙攣/うつ状態躁状態/不眠/気分が動揺したり不安になったり精神的に不安定になる/記憶力や思考力の低下/食欲低下/いらだちやすく怒りっぽくなる
その他 貧血を起こしやすくなる/甲状腺機能障害

(「化学物質過敏症」(保健同人社)より)

 

物質に反応して症状が引き起こされるという点では、アレルギーと似ていますが、アレルギーは異物と認識した物質に対して免疫機能が過剰に働くことにより症状が引き起こされます。それに対して、化学物質過敏症は多くの場合、化学物質が自律神経系に作用することで症状が引き起こされるという、メカニズムの違いがあります。

そのため、アレルギーは血液検査の結果に異常が見られますが、化学物質過敏症は血液検査の結果には異常が見られません。それ故に、発見することが難しいのです。

発症者への理解を深め、自らの予防を意識する

発症者は見た目には分かりづらく、当事者からもなかなか言い出しにくいというのが現状です。

しかし、当事者は日々苦しんでいます。なるべく化学物質の少ない環境を求めても、これだけ身近に化学物質が存在する今、なかなか触れる機会を減らすことは難しいのです。

少なくとも200人に1人は発症者です。少ない数字ではありません。

もう既に、社会全体として化学物質に配慮した生活をすることが必要とされているのです。そしてそれは、自分自身の発症を予防することにも繋がります。

できることから始めてみましょう!

最後に

殺虫剤や農薬、塗料や排気ガスだけでなく、洗剤やシャンプー、化粧品などの日常的に使うものの中にも化学物質が入っています。

目的があって化学物質は作られますが、人の身体や心に悪影響を及ぼすのであれば改善していかなければなりません。

 

まずは、目に見えない化学物質の影響を意識する。

化学物質過敏症に限らず、発達障害の特性として刺激の強いものに抵抗感を感じる人もいます。それに、疲れているだけでも強い刺激に抵抗感を感じることってありますよね。

 

どんな人にとっても優しいものが、広がると良いなと思います。

天然由来のものや化学物質の少ないものを選ぶことは、今はまだ手間がかかりますが、これからを生きる子どもたちのためにも、こうした物理面はもちろん、精神面などのあらゆる側面での環境を整えていきたいと思います。

社会全体が自然とそうできるように、気付いた人から変わっていけるといいなと思います。 

 

最後までお読みいただきありがとうございます

 

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