こんにちは！心理カウンセラーの松田ちかこです。
４月に入り、就職や転職、転勤などによって新しい環境で頑張っている方も多いのではないでしょうか。
仕事をしていると、いろいろな上司や先輩と出会いますよね。
仕事を教えてもらいながら、悩んだときはアドバイスをもらったり、改善点があれば注意されることもあります。それは、自立して仕事をしていく上で、とても大切なことですよね。
常に適切なアドバイスや注意をしてもらえると、その上司や先輩に信頼を寄せるようになります。
しかし、それは一握りの人であって、通常はそんな人に出会うことは稀ですよね。
多くの場合、上司や先輩も自分の仕事に追われ、その合間に仕事を教えてくれています。
当然余裕はなく、結果だけを見て色々と判断をします。そこで時折生じるのが、思い込みによる誤解です。
間違ったことをしていないのに、注意や指摘を受けた。そんなことってありませんか。
そんな時はきっと、心の中で
「理由があってこうしたのに」
「状況を考えるとこうするしかなかったのに」
「他の人にもちゃんと相談したのに」
・・・
こんな風に思いますよね。
そして、それを相手にも伝えたくなり、
「でも、○○なんですが」
と理由を言うとどうなりますか？
たいていの場合、相手は機嫌を悪くし、「言い訳するな」とさらに厳しい言葉で注意されますよね。
そして、そうなると話はなかなか終わりません。
相手に理解してもらいたかっただけなのに、結局、大きなダメージを受けることになります。
そして、その人との関係も悪くなってしまいます。
ストレスを抱える負のスパイラルは、こんな些細なことがキッカケだったりするのです。
みんな、自分が見聞きしたことしか知りません。
自分が知らないところで何があったのかは、人から聞くか、想像するしかありませんよね。
だけど、ほとんどの場合、見えている部分だけで判断されます。さらに、その見えている部分をどう受け取るかによっても判断は大きく変わります。
思い込みとはそうやって生じるものなのです。
こうして、思い込みによって判断された結果、気に入らなければ指摘されるということなのです。
そして、指導する人は自分の判断が正しいと自信を持っています。そのため、自分の判断の正しさを否定されることが許せません。どんなに正しいことを伝えても、納得してもらえないのはそういったところにあります。
では、どうすればストレスなくこうした人と一緒に仕事ができるようになるのでしょうか。
正直なところ、相手が変わってくれることが一番だと思う人がほとんどだと思います。相手の精神的な未熟さに問題があると思いますよね。
しかし、残念ながら人はなかなか変わるものではありません。
人を変えるために自分のエネルギーを使うのは勿体ないです。
そのエネルギーは、是非ご自分に使ってあげてください。自分のために使えば、自分を輝かせられますよね。
まずは、自分の行動をひとつ変えるために使いましょう。
この場合で言うと、変える行動は一つです。
どんなことを言われても、
『はい』
『そうですね』
『わかりました』
とだけ返事をすることです。
「えー！それじゃあ言われっぱなしで納得がいかない」
そう思われるかもしれません。
でも、一度やってみてください。
その人との関係は、きっと変わるはずです。
関係が改善されれば、ストレスも減ると思いませんか。
しかし、これだけでは「言われっぱなしだと納得できない」という思いは残ると思います。今度はその思いを受け止めてくれる相手を想像してください。本当のことを理解してくれる相手は、理不尽な注意をしてくる人である必要はありますか？
きっと身近にあなたを心から理解してくれる人がいるはずです。その人に話してあなたの考えや思いを理解してもらう方が、心が安定すると思いませんか。
自分を余計なストレスから守る。
これも生きていくために必要なスキルです。
心穏やかに自分らしく生きたいですよね。
人との関わりを工夫しながら、心地よい人間関係を作っていきましょう。
みなさんの心の平穏を願っています🍀
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