こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
人間関係の中で、最も関わりづらい人は「よく怒る人」ではないでしょうか。
少し何か気に入らないことがあったら、
・ふてくされる
・強い口調で主張する
・怒鳴る
・癇癪を起こす
・暴れる
・暴力的になる
・長時間自分の言い分を気が済むまで言う
etc・・・
こうした態度をとる人への対処はとても疲れますよね。
今回はこうした人の感情を紐解き、対処・予防方法を紹介していきたいと思います。
「怒り」とは
「怒り」という感情は二次感情と言われています。
「怒り」の根底には「悲しみ」「不安」「心配」「恐怖」「恥ずかしさ」「寂しさ」などの感情があります。
小さな子どもが怒るときを想像してみてください。
子「このおもちゃ買って~」
親「ダメです」
子「いやだ、おねがいー!」
親「ダメって言ってるでしょ」
子「いーやーー!(泣)」(手足をバタつかせる)
この時、子どもの中では
「おもちゃが欲しいという欲求を満たしたい」
⇒ 親に言葉で要求を伝える
⇒ 要求の拒否
「受け入れられず悲しい」
⇒ 再要求
⇒ 再要求の拒否
「悲しみが増幅→怒りへ変化」
≪怒りとして全身で表現≫
子どものように素直な表現ではないにせよ、大人も同じ過程で怒りを生起させます。
怒っている人は、「相手にわかってほしい」「自分を受け入れてほしい」「拒否されたくない」「見下されたくない」といった欲求があり、それを満たそうとするために”怒り”という手段を使っているのです。
「怒り」の前の感情を感じ、対処する
「怒り」になる前の段階の感情を表現でき、別の手段で対処できれば、怒るという行動は必要ありません。
自分自身の怒りの感情で困っている方は、一度自分の心を感じてみてください。
怒りのもとになる感情が見えてくるはずです。
そして「あぁ、悲しかったのか…」と自分のその感情の存在を認めてあげてください。
怒りが小さくなっていませんか。
他者の怒りの対処法も基本的には同じです。
まず、相手の中にある怒りの前の感情を想像してみてください。
「悲しいんだな」「不安なんだな」と思うだけで、相手に対する見え方が変わってきます。
怒りの表現の度合いによっては駄々をこねる小さな子どものように見えるかもしれませんね。
泣いて怒る子どもには、
「辛かった?悲しかった? そうかそうか~」
と抱きしめながら頭を撫でてあげるとだんだん落ち着いてきます。
大人の場合は、
相手の言い分に「そうだね、わかるよ」
と言うと、落ち着いてきます。
そこに本心は伴わなくて構いません。
相手は同意の言葉が欲しいだけなんです。
人はみんな受け入れられたいのです。
しかし、それもある程度話が通じる人の場合です。
ハラスメントをするタイプの人のような場合には通じません。
この場合は、「何も言わず、落ち着くのを待つ」という方法をおすすめします。
言い返す、相手の話に何かしらの反応をするなどの行動は相手の怒りに拍車をかけてしまいます。
とにかく僅かでも刺激を与えない。これが被害を少なくするための手段です。
このタイプの人からはなるべく距離を置きましょう。
「怒り」を予防する
自分に余裕がない場合は、「よく怒る人」から離れてください。物理的に距離をとれなくても、自分からは話しかけないようにして接点を減らしてください。
接点を減らすことで、「怒り」に触れる機会は減ります。
自分に余裕があり、関係性を良好なものにしたい場合は、怒りの前の感情のうちに一度理解を示してください。
「あなたの考えはそうなんだね」「嫌な思いしてない?」「気付かなかったよ、言ってくれてありがとう」といった声掛けをすると、相手の感情は少し落ち着き、その後に自分の意見を伝えても受け入れてもらいやすくなります。
よく怒る人は、自分が傷つくのが怖くて「怒り」という鎧を纏っているだけなのです。
「受け入れられた」という安心感があれば、その鎧を脱ぐことができるようになります。
このことを理解し、関わり方を変えることが「よく怒る人」との関係性をより良いものに変えていくことに繋がっていきます。
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