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子どもを怒ってばかりの自分が嫌・・・怒らない子育てをするにはどうすればいいの?

育児疲れ

 

こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。

 

子育てをしていると、ついイライラしてしまいますよね。

ちょっとでも思い通りにいかないと、すぐに怒りだしたり泣いたりする。

「○○しなさい」と言っても、言うことを聞かず自分のしたいことをする。

そんなわが子の様子にイライラが止められない。

 

だけど、イライラして子どもを怒ってしまう自分にも腹が立って、自己嫌悪。

夜、子どもの寝顔を見ながら「こんなかわいい子をなんで怒ってしまうんだろう…」と涙が止まらなくなることがあるかもしれません。

 

今回は、そんな方のための「怒らない子育て」についてのお話です。

 

 

 

 

誰だって怒ってしまうもの

「他の子は何であんなに色んなことができるんだろう・・・」「あのお母さんは上手に育てているなぁ・・・」

そんな風に思うことはありませんか?

 

自分だけがうまくできない。自分の子どもだけができない。

そうやって自分を責めてしまうかもしれません。

 

しかし、実はどんなお母さんも同じことを思っているんです。

 

”隣の芝生は青い” ということですね。

 

どうしたらこの子が将来困らないようにしてあげられるだろう。

どうしたらできることが増えるだろう。

どうしたら言うことを聞いてくれるの?

 

なんで言うことを聞いてくれないの?

なんでわかってくれないの?!

 

あぁ、また怒っちゃった・・・

 

この葛藤は、子どもを思うからこそ湧き上がってくるものです。

どんな人も怒ってしまう。

あなただけじゃないんですよ。

気持ちを落ち着かせる方法

怒ってしまうのは仕方のないこと。誰にでもあることです。

しかし、頻繁に感情的になって大きな声を出したり、叩いたりして怒ってしまうのは、子どもの脳の機能を低下させ、不安や緊張が強くなり、情緒面や認知面での発育にネガティブな影響を及ぼしてしまいます。

 

できる限り、自分がネガティブな影響を与える存在にならないよう、「感情のコントロール」を身に付けられるようにすることも、子育てにおいては大切なことです。

 

では、「ムッとなってしまった」「イラっときてしまった」そんな瞬間にどう対処していけばいいのかをご紹介します。

 

まずは、6秒間だけ目を瞑りましょう。

「6秒間、目を瞑っている間に悲劇が起きる」とおっしゃる親御さんもいらっしゃいますが、悲劇が起きるほどお子さんが落ち着かない場合ほど、お母さんが落ち着くことが肝要になります。

 

お子さんはお母さんの情緒を敏感に感じ取っています。

0歳の赤ちゃんを連れて電車に乗るお母さんは「子どもが車内で泣いてしまったらどうしよう・・・」と不安に思うものですが、そのお母さんの不安を感じとって赤ちゃんは泣いてしまうんです。

赤ちゃんが泣くと、周りからの冷たい視線と泣き止ませられないことに対して、お母さんはさらにパニックになってしまうので、赤ちゃんはさらにヒートアップしてしまいます。

 

子どもはそれだけお母さんを頼りにしているんですよね。

 

だからこそ、自分がまず冷静になること。

これがあなたのためにも子どものためにも必要なことなんです。

 

6秒間目を瞑るというのは、目からの刺激(情報)を遮断し、脳の興奮を静めるために行うものです。脳の興奮がおさまるまで6秒間かかるため、この時間はちょっぴり我慢して待つというものです。

 

目を瞑って10数えるというのも同じ原理です。

 

声や音が気になって(耳からの刺激)、その場でどうしてもできない場合は、トイレなど少し静かで一人になれる場所に移動しましょう。

 

もう少し落ち着かせたいという時は、何度か大きく深呼吸をすることです。

怒って興奮している時は、脳が酸欠状態。

たくさん酸素を送ってあげて、脳の血液循環を良くしてあげると冷静になることができます。”頭を冷やす”状態ですね。

 

ポイントはイライラの原因になっている刺激を遮断して、脳の興奮を静めてあげること。

これを意識してみると、怒る回数は格段に減りますよ。

 

この他にも怒りの感情のコントロールの仕方があるので、ご興味のある方は関連記事も読んでみてくださいね。

 

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『怒りの感情を紐解く』 - ぐろーいんぐあっぷ!

視点を変えると怒る回数が減る

イラっとした時の対処はわかった。だけど、そもそもイラっとすること自体を減らしたい。

ちょっとしたことが目についてしまって、怒りだしたら何でもかんでも怒ってしまう・・・

そんな自分が嫌になる。

 

そうなってしまうのは、マイナス面に目を向けすぎてしまっているからです。

子どもは成長途中なので、できないこと、未熟な部分の方が断然多い。

だから、少しでもできることを増やして成長させたいと思うのが親心ですよね。

 

人間の危機管理の本能としても、マイナス面に目を向けるのは自然なことです。

 

しかし、今生きているのはサバンナではありませんよね。ライオンは追いかけてこないので、マイナス面に目を向けるのはほどほどにしても大丈夫。日々命の危険に晒されるような場所ではない、安全な環境で私たちは暮らしています。

 

では、プラスの面に目を向けるには、具体的にどうすればいいのかをお伝えします。

 

まず、一番大切なのは「子どもの良いところ」「出来ていること」に目を向けること。

・できなくても自分でやろうとするところ

・お友達の気持ちに気付いて優しく接してあげられるところ

・色んなことに興味を持って関われるところ

こんな風に、良いところや出来ていることはたくさんあるはずです。

 

大人からすれば、”当たり前のこと”だと思うかもしれません。

しかし、これは決して当たり前ではなく、お子さんが育ちの中で獲得してきたものなんです。

それを大切に見つめてあげる。

 

そんな視点が持てると、できないことにイライラするよりも、できていることに感動することが多くなってくるはずです。

 

あとは、あなた自身が「完璧にしなきゃ」「こうすべきでしょ」と自分で自分を縛ってしまっていることに気が付くこと。

 

完璧でなくても、思った通りにならなくても、ものごとは案外うまくいくものです。

自然の流れを信頼して、ある程度 身を任せてみる。

周囲の人を信頼して、人に頼ってみる。

 

そんな風に肩の力を抜くこともまた、子育てに限らずあなた自身が生きていくうえで大切なことなんですよ。

 

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最後に

イライラしてどうしようもない自分。

どうしたらいいのか分からなくて、一人で抱え込んでいませんでしたか?

あなたは自分を責める必要なんて全くないんですよ。

つらいことがあったら、相談しても良いんです。

 

色んな人を頼りながら、大切なお子さんを守り育てていきましょう。

 

もちろん私もあなたのお話を聴きますよ。

子育ての悩み、話したいな。こんな時どうしたらいいのか聞きたいな。

そんなときは相談のご予約をとってみてくださいね。

いつでもお待ちしています🍀

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます

 

 

 

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▽著書

20220808184343

◆ 『子どもたちを笑顔にする保育』

◆ 『学校では教えてくれない 子ども支援のいろは』

◆ 『新人放デイ職員のためのお悩みQ&A』