こんにちは！心理カウンセラーの松田ちかこです。
あなたは『しあわせ』と どう向き合っていますか。
誰もが追い求める“幸せ”。
どこかにあるはず、と「幸せ探し」を続けている人も少なくないでしょう。
しかし、幸せは「見つけた」と思ったらすぐにどこかに隠れてしまい、追いかけると逃げてしまいます。
○○がいれば幸せなのに
○○を手に入れられれば幸せなのに
こうなればきっと幸せになれるのに・・・
こんな風に条件付けされた幸せは、求めても求めてもなかなか届かない。
それは何故なのでしょうか。
そんな疑問に答えてくれるのが、今回ご紹介する絵本「しあわせをさがしているきみに」です。
読んだ後は心がほっこり、幸せな気分を味わえますよ。
しあわせをさがしているきみに
作・絵：エヴァ・イーランド
訳 ：いとうひろみ（伊藤比呂美）
発行 ：２０２１年７月２５日 ほるぷ出版
温かな色合いが印象的なイラストです。文字も少ないので、小さいお子さんも読みやすいですよ。
イラストの中に書き込まれている文字には「あるある」もいっぱい。
「わかるわかる！」とついつい目で追ってしまいます。
シリーズの絵本に『かなしみがやってきたら きみは』もあります。
登場人物
・しあわせ
・きみ
あらすじ
しあわせを さがしているの？
しあわせって ときどき
べつのかたちを していたり
ちがうなまえを もっていたり
かくれていたり
すぐそばにいて きみのあとを ついてきたり ――
冒頭はこんな内容です。
しあわせとは、どんなものなのか。
分かろうとして情報を読み漁ったり、好きなものとして集めてみたり。
追いかけてみたりするけれど、しあわせは気まま。
ときどき暗闇が現れるけれど、抜け出した後にはちゃんとしあわせは待っていてくれる。
そんな しあわせの存在に気付いたら、ただ素直にあとをついていく。
そうしていると、きっと出会うことができる。心から望んでいることに。
しあわせを見失ってしまった時は、「いきを すって、いきを はいて」。
しあわせの気付き方が分かれば、いつも一緒にいられる。
こんなお話です。
しあわせは必死になって探したり、見失って絶望したりせず、ただ落ち着いて感じるまま素直にいればちゃんとそこにいるよ。
そんなことを教えてくれています。
肩の力の抜き方、幸せの信じ方をこの絵本を通して体感してみてください。
「あぁ、そうだなぁ」と改めて気付かせてもらえますよ。
頑張り屋さんのお子さんや不安の強いお子さんにもお勧めです。
さいごに
世の中にある数々の「しあわせ HOW TO 情報」。
「○○すれば全てうまくいく！」なんて言葉に乗せられ妙なテキストを買わされたり、変なセミナーを受講させられている人もいますよね・・・。
残念ですが、いくらお金を払っても本当のしあわせには気付けないでしょう。
それよりも、この絵本を１冊買って読む方が絶対価値が高いです。
幸せの本質がこの本には書かれています。
この本は噛めば噛むほど身体に沁みわたります。
一度読んで「？」と思ったら、もう一度読んでください。
頭で理解出来たら、身体で感じてみてください。
何度も何度も繰り返し読んで、心で本当に感じられるようになってください。
「幸せを心から感じる」というのは、悲しみや怒りと向き合うよりも、もしかしたら難しいことかもしれません。
だけど大丈夫。必ずあなたのすぐそばに、しあわせ はいますから。
それを信じて、素直に感じてみてくださいね。
あなたが しあわせに 気付けますように。
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