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~自分の心・相手の心を理解して笑顔あふれる毎日を~ 心理カウンセラー松田ちかこのofficialブログ

「もう無理!」強いストレスを感じる人と上手に離れるための5つのステップ

 

こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。

 

一緒にいるとすごく嫌な気持ちになる人や、どうしても合わない職場ってありますよね。

しかしそんな状況でも「仕方ない」と我慢してしまってはいませんか?

 

もちろん、苦手な人と向き合うことで学びになることも多くあります。

しかし、あまりにも強いストレスを感じるような人や職場は、学び以前にあなたの心と身体を蝕みます。暴言や暴力、ハラスメントを行う人やブラック企業などが分かりやすい例ですね。

 

あなたにはもっと優しく親切に思ってくれる人や大切にしてくれる職場があります。

 

心や身体が悲鳴を上げる前に、強いストレスを感じる人や職場から抜け出し、あなたが安心して過ごせるようにしましょう。

今回は、こうした環境から抜け出すために、私自身が行った5つのステップをお伝えします。

 

 

 

①嫌な人(職場)の良いところを書き出す

まず最初に行ったのは、嫌な人の良いところを書き出すことでした。

「え?!嫌な人のことは全てが嫌!良いところなんてない」と思いますよね。

しかし、無理矢理にでも良いところを書き出すことで、嫌な部分へフォーカスしてイライラしている状態をやわらげ、相手への感情を外すことができます。そして、冷静に客観的に相手を見ることができるのです。

 

できれば10個くらい書き出してみましょう。

「こんな良いところもあったなぁ」と思えればそれでOKです。

実は頭の片隅で相手の良いところや感謝しているところを思い出すから、「離れる」という決断がしづらい。そう思いませんか?

②自分が求める環境を体感してみる

興味のある仕事を体験してみたり、住んでみたい場所があるなら実際にそこに行って空気感を味わってみるといいでしょう。

 

自分がどんな環境を求めているのか、やりたいことが何なのかが分からなくてもいいです。

ただ「自分が心地よいと感じる」「なんとなく好きだなと感じる」という素直な感覚に目を向け体感してみることで、少なくとも方向性は見えてくると思います。

 

実際に興味を持った仕事があれば、ボランティアに参加してみたり、その仕事の本を読んでみましょう。動画で学べるものもありますよね。

 

資格や専門知識を得るために学校に行きたくなったら、近い分野の簡単な通信講座を受講してできるかどうか試してみても良いですね。受けられる資格試験があればそれに挑戦してみるのもひとつです。

 

住んでみたい場所があれば、その場所に行ってみましょう。可能であればその地域に何日か過ごしてみるのも良いでしょう。そこにある日常を感じることで、住んだ時のことをリアルに想像できるようになります。

そして、会いたい人には会ってみましょう!

付き合いで会わなければならない人ではなく、本当に会いたい人です。

心地よいと感じる人はどんな人なのかを確かめ、そうした人との交流を増やしましょう。

 

「環境を変えてからしか分からない」と思うかもしれませんが、今の状態のまま別の環境を体験する手段はたくさんあります。自分に合うのか合わないのか、続けていけそうかを確認することが大切です。「やっぱり違った」と思ったら、また別の選択肢に目を向けることもできます。

分からないから不安になって現状維持を選んでしまいます。可能な範囲で体験してみることで、未来をリアルにイメージできるようになる。ですので、是非興味を持ったことはどんどん体験してみてください。

③嫌な人(職場)と関わるメリット・デメリットを書き出す

現状を冷静に分析するために、相手と関わることやその職場にいることのメリットとデメリットを書き出してみてください。

思いつくままで構いません。

 

きっと矛盾する項目も出てくるでしょう。

不満に思っていること、自分をつなぎとめていること、相手が自分をどう思っているのか、同僚への思い、など思い浮かぶことを書き出し、メリット・デメリットに分け、その量の差を目で見て確認しましょう。

 

思考の整理をして、メリットと考えていることとデメリットと考えていることを見える化することで、分析することができます。

分析ができれば、あとは結論を選択するだけです。

④離れるかどうかを決める

自分の気持ちを分析して、どうしたいのか結論が出れば、次は決断。

嫌な人から離れたい場合は、完全に離れる(もう会わない)のか、距離を置いて必要最低限で関わるのかなどを、職場なら、辞めるのか、異動して続けるのか、働き方を変えるのかなどを決めましょう。

 

ここの決断は揺らがないことが大切です。

揺らぐようなら、①~③に戻って揺らぐ理由を確認しましょう。

自分の気持ちの整理ができているか、今後の生活が具体的にイメージできているかを確認し、自分の選択の最終決定をします。

⑤スケジュールを具体的に決めて実行する

人との関係は様々なので、上司・同僚・友人・知人・恋人・パートナー・親・兄弟姉妹・子どもといった関係性によって、離れ方も違うと思いますが、ここでは上司や同僚と離れるときのスケジュールを、例に挙げて説明します。

 

上司や同僚と離れるということは、部署を異動するか、退職するかといった選択になると思います。(在宅勤務にしてもらうという選択肢がある人もいますね)

異動する場合も、退職する場合も、まずは自分の中で異動や退職の時期を決めます(可能なら具体的な日にちも)。

職務規定で退職の申し出の時期が決まっている場合があるので、事前に確認しておきましょう。

そして、そこから逆算して「いつ退職届を出すのか」「いつ上司や人事と話をするのか」といった退職に必要な手続きのスケジュールを決めましょう。仕事の目処をつけたり、引継書やマニュアル作成の段取りもつけましょう。

 

冷静に上司と話し合える状況にない場合は「これをされたら退職届を出そう!」とトリガーになるものを決めて、いつでも退職届を出せる準備だけをして、時が来るのを待ちましょう。

私の場合は ”「辞めろ!」と怒鳴られた時” にしました。同僚に毎日のように怒鳴り「辞めろ!」と言っていたので、私も同じように言われるのは時間の問題でした。

”上司から辞めろと言ってきたから辞める”ということなら相手も退職届を受け取らざるを得ないと考え、その時を待ちました。

準備万端でしたので、その時が来たらすかさず退職届を出しました。脅し文句としての「辞めろ」だったようで、一度なかったことにされそうになりましたが、1週間後に改めて決意は変わらないと伝え受理してもらいました。

 

相手が納得するタイミングを狙って、円満に話を進めていくことがコツです。

 

自分の気持ちを揺るがないものにし、離れるまでに何をしなければならないのかを具体的に考え、計画する。

これができれば、あとは淡々と実行し、円満に相手から離れるだけです。

 

感情的に喧嘩をして離れるという方法もありますが、それでは後々しこりになってしまいますよね。

難しい相手と円満に離れることができれば、お互いに傷は浅く済みます。

そのためにこちらの感情や考えを整え、段取りを整える。これが私の行った「強いストレスを感じる人と上手に離れる方法」です。

最後に

いかがでしたでしょうか?

ステップがわかるとなんとなく「やってみようかな」という気持ちになりませんか。

 

これは、私自身の経験に基づくものです。

「感情的になっては冷静な判断ができない」と、まずは自分の状況を客観的にとらえるようにすることから始めました。

自分の気持ちや考えを見える化して判断し、選んだ未来を手に入れられるように戦略を練る。

すごく策略家のようなやり方ですが(笑)、「蟻地獄のような環境から抜け出したい」「このままでは頭がおかしくなりそう」とただただ必死でした。

 

この方法は、一人の人間の成功体験にしかすぎません。すべての人が苦しい環境から抜け出せるのかと言えば、きっとそうではないと思います。

しかし、今まさに苦しんでいる方の選択肢の一つとしてお役に立てればいいなと思っています。

 

「人生は修行」「苦しみを味わうことも必要」「幸せになってはいけない」

そんな思いが心のどこかにあるかもしれません。

しかし、本当にそれでいいですか?

あなたには幸せになる権利があります。

苦しい環境からは逃げ出して構わない。そう信じてください。

 

逃げた先に優しく受け止めてくれる人が必ず現れます。

あなたの明るい未来が現実になることを願って、この記事を投稿します。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます

 

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