こんにちは!心理カウンセラーの松田ちかこです。
周りの人の視線が怖くなったり、何か否定されるような言葉を投げかけられてりして苦しくなることってありませんか。
自分には味方なんているんだろうか・・・。
ずっとひとりぼっちなの・・・?
頑張っても頑張っても認めてくれる人はいなくて、ちょっとしたミスで否定されて。
大人になるにつれて、そんな環境は多くなっていきます。
つらいですよね。
この記事で、あなたの心の支えが見つかりますように。
あなたを否定する存在とは
頑張れば頑張るほど、周囲の人は「もっともっと」とさらなる頑張りを求めてきます。
その期待に応えられなければ、「どうして出来ないんだ」という声が聞こえてきそう・・・。
期日までにやらなければ。求められるレベルのもので仕上げなければ。喜んでもらわなければ。
しかし、その声に必死で応えても、それに対する反応はあまりありません。
できて当たり前といった感じでさらりと流されます。
でも、あなたは
「よかった、怒られなかった」
「ひとまず受け取ってもらえた」
このように思うでしょう。
しかし、これは”嫌なことの回避”でしかありません。
あなたがやって良かった!という達成感を味わえるやりとりではないんですよね。
嫌なことの回避はできたけれど、どこか満たされない気持ち。ドッと疲れが溜まる感じ。
なぜ、このような状態になるのでしょうか。
それは、あなた自身があなたに対して否定の言葉を浴びせかけているから。
あなたが一番たくさん聞く声は、あなた自身の心の声。
「○○できないとダメ人間」
「毎日できて当然」
「やり遂げたことは大したことではない」
そんな言葉で自分を叱り、嫌なことを無理矢理にでもさせようとしているんですよね。
しかし、そんな声が四六時中聞こえているとどうでしょうか。
その言葉に洗脳され、自己イメージが否定的なものとなります。
自己イメージが否定的であると、それが言動にも表れ、周りの人もあなたを否定的なイメージで捉えるようになり、あなたを否定する言葉や態度をとるようになるのです。
最もあなたを否定している存在は、実はあなた自身かもしれません。
自分の思いに素直になってみよう
自分が一番自分を否定している。
そう言われると、少しショックを受けるかもしれません。
しかし、ここで気付いてもらいたいのは、そのショックな気持ちを素直に感じ、心の声に耳を傾けることです。
自分を否定する声の向こうに、本当のあなたの声が聞こえてきます。
この声に気付くことが、あなたを否定する声とのお別れの始まり。
呼吸を整えて、静かな場所で目を瞑って、あなたの本当の心の声を聞いてみてください。
湧き上がってくる思い、感情、考え。
それらすべてをただ感じてみてください。
「私はこう思っていたんだ・・・」
一つひとつ受け止め、認めていく。
感情が高ぶるたびに、これを繰り返してもらうと、あなたは少しずつそのままのあなたを愛せるようになってきます。
「私、頑張っているじゃない。大丈夫、これでいいんだよ。」
そんな声が四六時中聞こえるようになると良いですよね。
過去の感情を思い出して手放す
自分の思いや感情、考えを感じるようにしてみると、過去にあった出来事についても思い出すようになります。
「あの時、こんなことがあって本当は凄く嫌だったな」
嫌な記憶は思い出したくないから、考えないようにしてしまいますが、実はそこにメッセージが隠れています。
嫌な記憶の中には ”嫌な気持ちを打ち消してなかったことにしようとした” や、”納得のいっていない思いが残っている” という事実があるわけです。
「嫌だった気持ちをちゃんと認めたい」
このメッセージに気付き、その時の正直な気持ちをもう一度感じてみましょう。
本当はどうしたかったのか、自分に問いかけてみましょう。
今となってはどうすることも出来ないけれど、ただその時に解消しきれなかった思いを自分自身でしっかりと受け止め、「そうだよね、つらかったよね。よく頑張ったね。」と手放してあげるようにしましょう。
過去のことは、出来事によって抱えている感情の深さに違いがあるので、一度で手放せることもありますが、何度も向き合って少しずつ手放していけるものもあります。
焦らずひとつずつ。
過去のあなたのつらい思いも解放してあげましょう。
味方は本当にいないのでしょうか
ここまでご説明したことを実際にやってみると、少しずつ感じ方が変わってくると思いますが、あなたの周りには本当に嫌な人ばかりなのでしょうか。
自分のことを大切に思えるようになると、あなたを大切にしてくれている存在が誰なのかがわかるようになります。
多少困ったところがある人であっても、あなたを純粋に思ってくれているところがあれば、それがちゃんと感じられるようになります。
「不器用なんだから。しょうがないなぁ。」
なんて言いながら、人からの思いを受け取り、あなたも優しく人を思いやれるようになります。
そこであなたは、自分の周りにあなたを思う人がたくさんいることに気付くはず。
「こんなにもみんな思ってくれていたんだ」
人からの愛を受け取ることができなかったときには気付かなかったこと。
世界はこんなにも優しさで溢れていたのです。
あなたは自分自身と向き合い、自分を受け入れ、自分が誰よりも信じられる最強の味方になったことで、周りの人の温かい思いを受け入れられるようになったのです。
最後に
「あなたは一人じゃない」と言われても、それをどこか信じられない。
そんな人は少なくないのではないでしょうか。
それは、受け入れる準備がまだ十分にできていないから。
その準備方法を誰も教えてくれなかったから。
この記事を読んでみて"愛を受け入れる準備"をひとつでも実践していただけたら嬉しく思います。
出来るところからで構いません。
心の声を聞くことは容易いことではありませんが、取り組んだ先にはきっと素敵な未来が待っています。
あなたの世界が温かなものとなりますように。
最後までお読みいただきありがとうございます
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